東京都西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長 三村です。

1月18日のNHKの
「クローズアップ現代」で歯を失った場合の歯科治療で行われるインプラント(生体内に埋め込むペースメーカーなどもインプラントの一種なので、英語だとdental implantと表記することが多い)の特集をやっていました。


インプラント治療は保険がきかない自由診療であり、歯科医院の収入源になっていること、歯科医院の数はコンビニの1.7倍もあり、技術のない歯科医師が高い報酬をとれるために安易にインプラントを勧めるケースが多いことなどとレポートしていました。

インプラントは人工歯根と呼ばれるように、顎の骨の中にしっかりしたチタンなどの土台を埋めて自分の歯のように噛めるということが売り物です。
再生医療で歯が作れるようになったといっても、形がそれぞれ異なる28本の歯を自由自在に作れるようにはなっていないので、歯を失った方には現時点では最良の治療だと思いますが、悪いイメージが先行すると困りますね。

番組でもインプラントを考えている方には、しっかり検査をする、リスクの説明をする、治療を急がせないの3点を良い歯科医院の判断材料に上げていましたが、その通りと思います。

矯正歯科治療も同様で、インプラント以上に緊急性がありません。
矯正歯科医院を選ぶ際には、きちんとトレーニングを受けた歯科医師が、事前にしっかり検査をして、メリットばかりではなくリスクの説明までをし、患者さん本人のやる気がある場合にのみ治療をするように勧めている歯科医院を選んだ方が良いと思います。