父さんがこの綾小路家で
お仕事をするのもあと数日…

時折は真さんもお庭にきて
来られ「ごくろうさま」と
挨拶してくださるように
なったのにο

ここに来るのも
あと少しなのだと思うと
心がすんで淋しくなるο

それに今日は真さんが
初めてちゃんと声をかけて
くれたο

勝手口ですれ違った時に
さりげなく

「そのかんざし
とてもお似合いですね」

って言ってくださったのο

私は右手でそっとかんざしに
手を触れ、目を伏せただけο

だってあまりの嬉しさに
一体どんな顔をすれば
良いのかわからなくなったの
だものο

何も言えなかった私に、
真さん気を悪くなさらなかっ
たかしら…ο

そのあと吹いた風が
真さんの帽子をすくい取ろう
とするから真さんは慌てて
帽子を片手で抑えたのο

その姿があまりに
眩しくて思わず目を細めて
見つめてしまった…ο

あの時私は
どんな顔をしていただろうο

梯子の上の父さんに
見られてなかったか少し心配





      続く( ^ω^ )





















さすがに
ちょっと飽きてきたよ
小梅ちゃん(^ω^;)ワラ