ダイエーという企業の栄枯盛衰を中内の秘書として身近で見てきた著者が描いた「闘う商人 中内功」。 | 21世紀のケインジアンのブログ

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この本にはダイエーの成長期、停滞期、衰退期への流れが描かれています。ダイエーの良いところは中内功だし、悪いところも中内功である。晩年も、エネルギーを余らせて、指揮命令系統を無視して口を出し続ける。このままではダイエーはダメになると思っていても、誰も怖くて中内功に何も言えない。そして、唯一人、中内に身を引くように諫言した著者は即座に首になった。後継者であるはずだったカリスマ性などない普通の人である息子への事業承継が上手くできなかった。それが中内功というカリスマの限界であったように思います。