プロレスのマニアの友人に誘われてたまたま後楽園ホールの最前列にいた私は歴史の証言者になりました。
これは昭和53年11月17日、私が大学に上京して半年、東京・後楽園ホールでの新日本プロレスのプレ日本選手権の開幕戦、山本小鉄VS上田馬之介の試合です。上田はいきなりの狂乱ファイトで小鉄を翻弄します。しかもビール瓶で山本小鉄の頭を殴り大流血に追い込みました。もちろん、ビール瓶はこなぐなに砕け散りました。試合は上田は余裕の勝利。小鉄はリング上で倒れたまま、バタバタもがき苦しみ、溢れ出した血が水溜りのように後頭部から広がっていました。思わずコリャまずい!と思ったほど凄まじい試合でした。あのビール瓶は、テレビのコントに使うようなものではなく、本物です。破片が私のところまで、飛んできたのをよく覚えています。