5年半前の話である。
新春の財界三団体の新年会のテレビニュースを見た。見たといっても、テレビで見たのだが、多くの日本を代表する企業トップのコメントを映像付きで聞くことができた。
私は「多くの経営者の中で、理屈抜きでオーラを発しながらの凄い迫力を感じさせてくれたのが東芝の佐々木社長(当時)であった。」と評価している。
確かに、佐々木社長(当時)は大企業のサラリーマン経営者とも思えない、猛烈なド迫力であった。
今回の東芝の「粉飾問題を」振り返れば、結果的には佐々木氏の猛烈なド迫力が社内では猛烈なパワハラとなり、東芝の暴走を加速させてしまった。攻め一方の経営者が守りの状況に置かれた時の対応の難しさを今回の事件は改めて多くの示唆を与えてくれる。攻と守。バランスのある経営の難しさを改めて思い知らされる一件だった。