NHKが預金封鎖が発動されてから69年目の日に「ニュース ウォッチ9」で特集を組んだ。
現在の日本の対GDPの借金残高比率は200%を超え、戦時中の昭和19年を上回っている。史上最悪の水準だ。
この惨状を改善するには、常識的には、財政を黒字化し、コツコツと借金を返していくことになる。しかし、それには、気が遠くなるような時間が必要だろう。そもそも、現時点で財政の黒字化の道筋さえついていない。
一方、預金封鎖は想像を絶する荒業だ。預金封鎖を掛けてしまい、ハイパーインフレを起こせば、預金の価値は二束三文になる。日本の財政を一気に立て直すために、国民の資産を国家が略奪する逆転大ホームランのようなものだ。
預金封鎖の可能性は、これまで、ホンの一部の人々の間で囁かれる程度のトンデモ話の類だった。それをNHKが取り上げたとは本当に驚いた。今の我々の常識では、そんなこと起こらないよと言いたくなるが、現実にこの日本で69年前、実施されたことを忘れてはならない。ちなみに、富裕層で資産のある一定の割合を金で保有している人は預金封鎖の可能性を否定しない。