<みずほ銀・暴力団組員融資>解明ほど遠い会見での説明 | 21世紀のケインジアンのブログ

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広く知られているように、1997年、旧第一勧銀時代に総会屋への融資問題で、多くの経営幹部が逮捕される事態が起きた。旧第一勧銀では、その事件を切っ掛けに特別チームを結成。担当者たちは警察などと連携して文字通り命掛けで反社会的勢力との取引解消や融資の回収を行なった。

 

今回の事件を見ていると、その時の旧第一勧銀の経験やノウハウが全く生かされていない。今回の事件当時、責任者だった上野元副頭取からさえも、まだ、話を聞いていないと言うから呆れる。また、記者会見もお詫びするだけで、「認識の甘さ」を強調し、具体的な経緯は「調査中」との説明に終始。問題融資がなぜ放置されたかなど疑問の解消にはほど遠いものになっている。また、歴代の担当役員(副頭取や常務)が経営トップに報告していないと言うが、信じられない。なにか、他にも本当に隠したいことが潜んでいるのかと疑ってしまう。

 

いずれにしても、ここは、旧第一勧銀での特別チームで、文字通り命掛けで反社会的勢力との取引解消を行なった経験を、三行統合した今でも、旧行意識を捨てて蘇らせて対応してほしい。

 

毎日新聞 10月4日(金)22時7分配信

 

 傘下のみずほ銀行が暴力団員らへの融資を放置していた問題で、みずほフィナンシャルグループ(FG)は金融庁の業務改善命令から1週間が経過した4日、ようやく記者会見を開いた。過去にみずほ銀副頭取も関与した問題の背景について、会見した岡部俊胤(としつぐ)FG副社長は「認識の甘さ」を強調したが、具体的な経緯は「調査中」との説明に終始。問題融資がなぜ放置されたかなど疑問の解消にはほど遠く、不信感の増幅は収まっていない。対応の鈍さを改めて露呈した格好だ。【谷川貴史、高橋慶浩、酒井祥宏】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131004-00000128-mai-soci

 

暴力団員らへの融資を把握しながら、なぜ2年以上も放置したのか--。これが今回の問題の最大の疑問点だ。

 みずほは、暴力団に対し、「断固として、対決します」と宣言。みずほの前身の一つである旧第一勧業銀行では1990年代に総会屋への利益供与事件が発覚しており、反社会的勢力の排除は最優先課題のはずだった。会見では放置した経緯の説明を求める質問が相次いだが、岡部副社長は「調査を徹底したい」と繰り返すにとどまり、疑問は解消されないままだ。

 問題融資を把握した2010年12月以降、みずほ銀では副頭取ら5人の役員がコンプライアンス(法令順守)担当を務めたが、問題を放置。実態の解明には、当時の担当者へのヒアリングが不可欠だが、OBについては「まだこれから」。昨年4月から今年9月末まで法令担当だった常務執行役員からの詳細な説明も「現時点では確認していない」状況で、後手後手の対応が改めて浮き彫りになった。