安倍首相のブレーン浜田宏一氏「消費税引き上げ」を語る。 | 21世紀のケインジアンのブログ

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  読売新聞にインタビューが出ていたので、消費増税の部分だけ抜き出してみた。ここで、今回あまり議論されていないが、浜田氏が取り上げている点で一つとても重要なことがある。

 

それは、大失敗に終った1997年の消費税の引き上げ時には、一方で所得税などを減税してバランスを取っていたが、今回は、増税だけで、ショックははより大きくなるだろう。大きな賭けになる。という部分だ。この部分はもっともっと議論が必要だ。

 

        橋本内閣が1997年に消費税率を3%から5%に引き上げた際、税収は想定より伸びなかった。財務省は「アジア金融危機の影響」と言っているが、消費増税が景気悪化を招いた一因だったことは間違いない。

        英国が2010年と11年に付加価値税を引き上げた時、税収が伸びなかったことも参考にするべきだ。

        必要なら増税時期を1年間先送りするか、1%ずつ段階的にひき上げる案もある。「消費増税を先送りすれば、日本国債が暴落する」という指摘があるが、アベノミククスが失敗する方が市場の評価を落とす。

        財政再建は当然必要である。ただ、税率さえ上げれば税収が上がって財政再建が可能になると信じるのは問題だ。金の卵を産む鶏がいても、玉子を早く取ろうとすれば鶏は死んでしまい、卵をとれない。それと同じことだ。