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付加価値税増税→消費を押し下げ→税収減

ポルトガル政府発表

2012年8月27日(月)

 日本も他国の話と楽観している場合ではない。同じような事態を防ぐように知恵を絞らなくてはならない。

  財政赤字削減を理由に日本の消費税にあたる付加価値税の税率引き上げを強行したポルトガルで、増税が消費を押し下げ、政府の思惑とは逆に税収が減る事態となっています。

 ポルトガルのコエリョ政権は昨年11月、付加価値税の一般税率を21%から23%に引き上げ、さらに一部の軽減税率を撤廃。ホテルやレストランなどサービス分野、電力料金などエネルギー分野では、それぞれ13%、6%の軽減税率が適用されていましたが、一気に23%に跳ね上がりました。

 政府は増税実施当初、前年比で11・6%の税収増につながると説明してきましたが、7月末までの集計で税収は1・1%減となっています。

 こうしたポルトガルの動向は、政府が付加価値税を18%から21%に増税する計画を発表している隣国スペインでも注目されています。25日付の同国紙バンガルディア(電子版)は、税収減が「消費の強い落ち込みによって説明できる」と解説。同日付のエコノミスタ紙(電子版)は、税率引き上げで200億ユーロの増収につながるとするスペイン政府の説明には「多くの疑問がある」と指摘しています。