原子力ムラからの圧力に負けるなガンバレ古舘伊知郎! | 21世紀のケインジアンのブログ

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私も見ていてビックリしましたが、生放送で原子力ムラから圧力がかかって番組の内容の変更を余儀なくされたことを示唆し、「もし圧力がかかって、番組を切られても、私は、それはそれで本望です。」と言った古舘伊知郎。

(古館衝撃発言部分―消されてしまうと思いますので、早くご覧ください)

http://www.youtube.com/watch?v=-F4kMdT_Fno&feature=related


古館は昔のプロレス中継のイメージで軽いキャスターと思っている人も結構いるが(以前は、私もその一人でした)、いつの間にか、反骨ジャーナリスト精神を身につけている。この発言は去年の1228日の夜の『報道STATION』原発検証の特番を見ていた人にはもっとわかりやすいのだが。その時、私の知る限りテレビで初めて、原発事故に関して政府も原子力ムラも最も知られたくないことを徹底的に検証した。それは、「津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって一部、(福島)第1原発のどこかが損壊していたのではないか」という「地震破損説」である。このことは、事故直後から福島原発を設計した原発技術者の田中三彦氏が主張している。当時、原発内部にいた作業員からも「地震の後、津波が来る前に配管が壊れて蒸気が漏れていた」という発言が少なからずある。専門家の中にも、この説を主張しているか、可能性があると言っている人もいる。私も、配管の化け物である原発があの地震で無傷でいられるはずがないと思っている一人である。

http://www.youtube.com/watch?v=sNQNSBCSpPQ&feature=youtu.be

http://www.youtube.com/watch?v=7Vr4Dz1drVQ&feature=youtu.be (特番)

 そのことが、なぜ政府や原子力ムラの逆鱗に触れるのか。それは、言うまでもないが、津波が来て初めて原発がやられたのであれば、津波対策だけをすればいい。しかし、地震で原発がやられたのであれば、津波対策に加えて耐震対策を行なわなければならない。それは、津波対策だけの場合と比べて大変な作業・費用・年月を要し、この対策が終るまで相当の年月、原発の再稼働は出来ないから、政府や原子力ムラに致命的な打撃を与えてしまうからである。いわば、政府や原子力ムラの虎の尾を踏むようなものだからである。

 そういうわけで、この件では古舘伊知郎に相当の圧力がかかることは間違いない。現に、民主党の輿石幹事長などは「電波なんか止めてしまえ」と言っているくらいだから。私は古舘伊知郎と『報道STATION』を応援します。皆さんも応援してあげてください。



「番組を切られても本望」震災特番生放送で古舘伊知郎が“原子力ムラ”に言及し波紋広がる(日刊サイゾー) 
http://www.cyzo.com/2012/03/post_10113.html

 昨年の東日本大震災から1年となる311日、テレビ各局は軒並み震災特番を放送したが、その中で、テレビ朝日系『報道STATION スペシャル』での司会・古館伊知郎の発言が波紋を広げている。
 話題になっているのは、番組の終了間際のエンディングトークの場面。震災で不通となった三陸鉄道南リアス線三陸駅のホームに立った古舘は、「この番組に関して後悔することがあります」と神妙な面持ちで語りだした。古舘はまず、“牛の墓場”となった牧場について撮影・放送しなかったことを「一つ目」の後悔として語り、その後に、「二つ目の後悔は原発に関してです」として、以下のように語った。

「『報道STATION』では特番として、去年の1228日の夜、原発の検証の番組をお送りしました。津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって一部、(福島)第1原発のどこかが損壊していたのではないかという、その追求をしました。今回、このスペシャル番組で、その追求をすることはできませんでした。“原子力ムラ”というムラが存在します。都会はこことは違って目映いばかりの光にあふれています。そして、もう一つ考えることは、地域で、主な産業では、なかなか暮らすのが難しいというときに、その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した、そういう部分があったとも考えています。その根本を、徹底的に議論しなくてはいけないのではないでしょうか。私はそれを、強く感じます。そうしないと、今、生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。私は日々の『報道STATION』の中でそれを追求していきます。もし圧力がかかって、番組を切られても、私は、それはそれで本望です。また明日の夜、954分にみなさまにお会いしたいです。おやすみなさい」

 テレビ朝日の看板キャスターが生放送中に、原子力業界からの圧力で番組内容に変更があったことについて明確に認めるという異例の事態に、放送直後からネット上は紛糾。「古舘、よく言った」という賞賛だけでなく「今さらか」といった批判もあふれ、一夜明けた12日朝になっても活発な議論が続いている。

 ともあれ、今後同番組内で「それを追及していく」とした古舘と『報道STATION』スタッフに“自由な報道”が許されるか否か、注意深く見守っていきたい。いずれにしろ、メインキャスターである古舘が自由に発言するために「番組を切られる」覚悟でカメラの前に立たなければならなかったという事実は、現在のテレビの報道番組が置かれた、極めていびつな構造を表している。