バッシングを浴び続けている東電の清水政孝社長であるが先日の決算発表の記者会見の場で辞任を表明した。以下のようなその時の清水社長の発言には正直驚いた。
「東電の企業風土は問題があり、変えなければならない」
「自分の論理、仲間うちの論理でどこまでも突っ走る。そのような企業風 土はなんがなんでも変えなければならない」
「東電に求められるのは外部に対しての目線の高い企業風土だ」
大企業の社長交代の記者会見の場で、辞任する社長がこのようにあけすけに自分の会社の問題点を公言したのは私の記憶にはない。今回はそれに該当するわけではないと思うが、社長が会社の風土を変えようとしても上手く行かなければ、たいがいは、実力会長など奥の院によって「健康上の理由」で社長を辞めさせられ、辞任記者会見ではおとなしく打ち合わせ通りの無難な発言に終始するというのが普通であるからだ。
これまで、清水社長には全く良い印象を持っていなかった私であるが、東電の社長としては、相当の覚悟がなければ言えない内部告発のようなこの発言を聞いて少し清水社長を少しだけ見直した。おそらく、ここでこれを言わなければ一生後悔すると思ったのではないか。清水社長も何かが吹っ切れたのか、この発言をした後の彼の表情は一瞬輝いていたように見えた。