海外の各地で、トヨタ車のリコール問題が発生している。
私は、このことは、豊田家の”驕り”が引き起こした「人災」だと思う。
このような事態に至った根本原因は二つある。
①トヨタのドンである豊田章一郎名誉会長が、自分の目の黒いうちに”世界一の車メ ーカー”になることにこだわるあまり、身の丈を超えた台数を生産するため、品質管理体制が十分でない状態で世界各地に工場を新設し続けたこと。
②同じく、ドン豊田章一郎名誉会長が、自分の目の黒いうちに、創業家である自分の息子をトヨタの社長にすることに執着したこと。
そうして、社長になった豊田家の豊田章夫社長が、社長就任後、「ワンマン」を
通り越して「独裁者」のように振る舞い、社内では、誰も豊田章夫社長の耳の痛いことは言えない一種の”恐怖政治”状態になってしまった。
上記の①、②に反対し続けたトヨタ中興の祖である奥田元社長はドンに疎まれ、
トヨタを建て直した後、事実上、お役御免となった奥田社長の後任には、ドンの言うがままのポチ社長が続いたのだ。
このことは、創業家の息子を社長にしたいとこだわり続けた父親の当時の松下会長の執着を、体を張って止めさせた松下電器(現・パナソニック)の一介のサラリーマン社長にすぎない中村邦夫社長(当時)の英断とはとてつもなく大きな違いだ。
今でこそ、「世界のトヨタ」となったが、60年前には、深刻な経営危機に陥り、
当時の三井銀行頭取の英断で支援されなければ、トヨタは倒産していたことを、
トヨタは、ドン豊田章一郎名誉会長、豊田章夫社長はじめ全社員は、改めて
胸に手を当てて思い起こしてもらいたい。