21世紀のケインジアンのブログ

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金融・経済と時事問題を取り上げています。いろいろなコメントやメッセージをお待ちしております。

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今年一番勉強になったベストセラー『未来の年表』シリーズの完全図解、副読本です。 少子高齢化や人口減少が大変なことをもたらすことは、みんな知っていますが、具体的にどんなことが起きていくのかを知っている方は、それほど多くないと思います。これからの我が国の社会、そして、我々一人一人の国民に何をもたらすかについて、図解を主体に使い、極力、文字を少なくし、重要な部分は太字で解説してあります。本の方は、結構、分量がありますので、手っ取り早く内容を知りたい方には、是非、おススメです。売上の伸び悩みや資金繰りに関することなどの経営無料相談をご希望の方は下のHPをご覧ください。フィナンシャル・アドバイザリー http://fin-mimura.com/

 

 

 

 

年末になり倒産が増えてきています。「なぜ倒産」平成倒産史編。本書は、日本の倒産の2大リサーチ機関、帝国データバンクと東京商工リサーチ協力による、倒産研究本です。

会社が成功するにはいろいろなファクターが絡み合うため、経営の必勝法はありません。しかし、会社が倒産に至る道は、どの会社もほぼ共通しています。そうならないためには、失敗事例から学び教訓とする必要があります。私が、この本の中で一番惹かれたのは「粉飾は一度やったら抜け出せない」。第一勧銀法人企画部産業調査室企業調査グループでの経験から、粉飾している会社が必ず倒産するわけではありませんが、倒産した会社の99%が粉飾していることを見てきたからです。売上の伸び悩みや資金繰りに関することなどの経営無料相談をご希望の方は下のHPをご覧ください。フィナンシャル・アドバイザリー http://fin-mimura.com/

 

 

 

 

私はAmazonのプライム会員であり、また、数百冊の本をAmazonのマーケットプレイスで販売した常連客なので大変興味深く読めました。当初、ネット書店からスタートしたAmazonが、今や業態も収益構造も大きく変えていることは非常に興味深かったです。お客さんにはとても優しく、従業員や取引先には弱肉強食的な体質で極めて厳しく対応。社会に対してですら、税金からできている社会インフラを活用しながら、一方で全力で税金逃れをする。この姿は紛れもないブラック企業であるが、そのAmazonなしでは生活できなくなっている自分に対しては複雑な思いだ。

 

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「令和を生きる 平成の失敗を越えて」 池上彰と半藤一利の対談本。この二人の対談は話題が本当に多く含蓄に富んでいます。私が、一番そうだったなと思ったのは池上さんの指摘。バブルというのは、だいたい30年ごとに起きている。前回の日本のバブルはちょうど30年前。バブルの30年周期というのは、痛い目に遭ったひとたちが表舞台から姿を消して、それを知らないひとたちが社会の中心になるのに要する期間なのです。という部分でした。そして。本当に巨大なバブルは60年周期でやってきます。この経験値がコンドラチェフの波と合致しているのが、なんとも言えません。

 

 

「未来の地図帳」河合雅司 「未来の年表」シリーズの最新刊。直近のデータを基に、2015年から2045年の30年間に、市町村別に詳細に人口がどう変化するかを予測したもの。正直、このシリーズは読んでいて気が滅入ることも多いが、平成時代の無策によって、ここまで事態が深刻化していることを踏まえて、とにかく、対策を講じなければならない。人口が60%以上減少する自治体もある中、福山市は幸い0~-10%と比較的軽微であるが、高齢化が進むことは、他と同じである。独自の少子高齢化対策が必要なことは間違いない。

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