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完全に爆睡。
徹夜明けだから仕方なし。
やはり日の出風呂は無理だった。
目覚ましに一風呂浴び…

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朝の楽しみモーニングビュッフェ!
めかぶしゃぶしゃぶ旨し!
朝から満腹である。

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チェックアウト前に「語り部バス」乗車。
東日本大震災の大津波で甚大な被害を受けた南三陸の各地区や震災遺構などを約1時間で巡るバスツアーだ。
ホテルスタッフがガイドとなり、当日起きた様々なエピソードを話してくれた。
語り部バス、僕は3回目の乗車だが、それぞれガイドが違う人だったので、それぞれの視点からの話を聞くことができる。
僕も僕なりに伝えていかなければと毎回来るたびに思うのだ。

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南三陸ホテル観洋の阿部憲子おかみ。
チェックアウト後もいろいろとお話を聞かせてくれた。
素晴らしいステイでした。本当にありがとうございました!

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語り部バスでも前を通過し紹介された、志津川の中心部にある震災遺構「高野会館」
今回、内部に特別に案内してもらった。

外壁に貼られた青い表示板が大津波の到達点だ。

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ブライダルパレス「高野会館」
エントランス。
ホテル観洋の親会社が所有、保存している。

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1階ロビー。

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ラウンジ「いずみ」

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青梅甘露煮の瓶が。
誰かが置いたものだろう。

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フロア案内板。

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クローク。

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従業員のタイムカード。

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2階へ。窓の外は国道45号線がかさ上げ建設中。
ほぼ同じ高さだ。

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美容室。
左右別々の部屋だった。

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神前式場。
神殿は流されずに残っていた。

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写真スタジオ。

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控え室にミラーボール。

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3階宴会場「葵の間」
震災当日、高齢者の演芸大会が行われていた。

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閉会式を行なっていた時に地震が発生。
式場スタッフたちは津波が襲って来ると予感し、自宅へ帰ろうとする高齢者たちを「生きたかったら残れ」と静止し、皆を屋上へと避難させたのだ。

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静止を振り払って帰った方も数人いたが、その方達のほとんどは津波の犠牲になってしまったという。

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ゴンドラ。

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こちらにも。

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エレベーター。
1階にカゴが見える。

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4階への踊り場に浸水した跡が。

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壁に薄っすら引かれた大津波到達点を指すオレンジのライン。
4階フロアのすぐ下まで大津波はやって来た。


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4階にあたる屋上。
当時の写真を見ながら…
押し寄せた大津波のしぶきなどで屋上も冠水した。魚なども打ち上がったという。

屋上に避難した演芸大会に参加した高齢者やスタッフ。
327人と犬2匹が助かった。

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屋上から南三陸町防災対策庁舎を望む。

国道45号線建設中の所には4階建ての「公立志津川病院」があった。
屋上に避難しきれなかった患者たちは津波の犠牲となってしまった。
そのエピソードを聞く度に胸が締め付けられる。

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同じく震災遺構である防災対策庁舎。
保存の為の補修工事が行われていた…

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寒空の下、一晩を過ごす中、命を繋いだドリンク瓶が。

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津波の影響を受けなかった屋上フロアだが、何故か天井からエアコンが脱落し、天井板がことごとく破壊されていた。

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誰もいない建物を狙った銅線泥棒。
天井裏のにあるケーブルなどをごっそり切断し盗んで行った…絶対に許せない所業。
心の底から怒りが込み上げてきた。

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保存か。解体か。様々な議論がある震災遺構。

年月が経過し、記憶は徐々に風化していく。
そして、僕たち含め震災をリアルに経験した者たちはいつかこの世を去る。
今後、大地震や大津波などが再び襲って来た時、同じ悲劇が繰り返されぬよう…少しでも減らせるよう、後世に残し伝えていくべきだ。

案内して下さったホテル観洋スタッフの伊藤さん、そして憲子おかみ、本当にありがとうございました。

続く。