湘南が昇格を決めた翌朝…強烈な激痛で目が覚めた。
左足ふくらはぎが「こむら返り」
エンライテンを服用すべきだった(笑)
土曜に90分間全力で跳びはね続けたからか。
涙を流しながら飛び起きた。
長い長い「伝説の一日」を振り返る。
土曜未明に帰宅し、ワールドカップのドローを見ていたら出発の時間に。
上野駅に急行し、早朝5時10分発の常磐線に飛び乗る。グリーン車で爆睡…
7時前に水戸到着。
サポーターさんと朝マックしてスタジアムへ。
ケーズデンキスタジアム水戸のアウェイゲート周辺には、すでにたくさんの湘南サポーターが。
底冷えのするスタジアム周辺。
10時開門の時にはもの凄い人数に。
張り詰めた緊張…
ゴール裏に陣取り、これから始まる「絶対に勝たなくてはいけない運命の90分」を待つ。
試合はいきなり水戸が立て続けに2点先行。
「もしかしたらダメかもしれない…」
と、心が折れかけそうになったが
「1点取れば必ず流れは変わる!」
と奮い立たせて全力で声援を送る。
前半のうちに田原、阿部のゴールで追い付いたのは大きかった。
後半早々、阿部のヘッドで勝ち越しに成功したのだが、キツかったのはそこからだった。長い長い30分だった気がする。
時計を全く確認せず、ただピッチを凝視。
主審がタイムアップの笛を吹いた瞬間、一気に涙腺がゆるみ号泣…
声が震えて「ベルマーレビッグウェーブ」が歌えず…
周りの同志たちと嗚咽しながら抱き合った。
ベルマーレに携わって7シーズン。
長く過酷だったJ2。
イロイロなことが頭を過ぎる…
ベルマーレを通じて素晴らしい仲間たちに出会えて、ホントに良かったと思う。
そしてワタクシにとっては「未知なる」J1へ…
今日が出発の日なのかもしれない。
「みんなで帰ろう、あの場所へ!みんなで作ろう、輝く新しい10年を!」
…2へつづく。