母はまさか1日しか帰省しないとは思っていなかったみたい。
寂しそうな様子が手に取るように分かる。
たった1泊の帰省では、母と二人きりになる時間が多かった。
母は、溜らなく聞いてきた。
『どんな人なの?』
簡単に、
でも、母が引かない範囲内で、彼氏さんの事を話した。
生い立ち、仕事、家族のこと。
数々の母からの質問。
私が惹かれたのは、どこだったんだろぅ?
出会ったばかりの頃を思い出しながら、母に答えていった。
翌日、またしても母と二人で出かける機会があった。
助手席に座った母の言葉。
『30年も育てたのに、嫁に出してしまうのは、何より寂しい。
ここまで育てたのに、って思うねぇ。。。
父も、私(母自身)も、(嫁に)出したくない、のが本音かなぁぁ』
まだ、結婚するとも決まっていない。
彼氏がいる。
ただそれだけなのに、
両親は、二人でそんな話をしている。
昔、彼氏を隠していた時代がある。
『いつまでも一人で居られると、心配』
なんて話していたのに。
両親の気持ちを思うと、
実家を後にするのは、
悲しいのか、申し訳ないのか、
何とも言えない後ろ髪引かれる思い。
考え深いこのお正月。