2025年11月16日(日)




色々な人が集まっているから
職場って活気が出る
出来る人ばかり集めても
上手くいかないおねだり



タロットカードで占った結果がたとえ思わしくなくても、
そこからの気付きで未来は変えて行けます立ち上がるスター

人生のギリギリの場面を何度も経験し

再生不能に陥ってもおかしくない状況から

周囲の人々、環境に守られここまで来れました

運命の輪を上昇に向かわせたい方、明日を晴れにできるよう寄り添います太陽気づき






私がキャディの仕事を始めたのは

40歳になった時歩く



それまでは子育てしながら、

子供の時間に合わせて度々仕事を変えていた

そこから50歳になる手前で今の仕事に転職している



四柱推命の勉強をするようになって

自分の大運と

転職した周期が重なっているのが

本当に興味深い目がハート



それはさておき、キャディ時代、

勤めていたカントリークラブで

「改善」の波が押し寄せ

結果的に会社がブラック化して

良い人材がみんな辞めていった話ですニコニコニコニコ




私が入社した当時のキャディ室は、

年功序列がハンパなく、

先輩の新人いびりが常習化していた絶望



例えば、掃除当番は早く出社して

キャディ室の玄関から始まり(窓拭きもよ)

部屋はもちろん、ロッカー室にも掃除機をかけ、

トイレ、風呂場をひとりで全部磨き上げるキラキラ



そして、お菓子を全員に配って当番終了OK



だが、態度の悪い新人

要領の悪い新人は、難癖付けられて

もう一度やり直しさせられていた




ただ、古き良き時代も引きずっていて

5月の節句には、お土産として

柏餅が二箱(計10個)ずつ配られたり

休日に貸切コンペとかある時は

崎陽軒のシュウマイ弁当が出たり

大晦日は、のし餅が2枚配られ

ラーメンとか何だかんだお土産を頂けた



ご存知の方には、どこのカントリークラブか

わかってしまいそうだけど…



真夏や真冬、雨の日はお客さんの数も減るので

そんな時は待機していても、「あぶれ」といって

仕事にありつけないこともある



でもそれも楽しみで、

あぶれたキャディ同士で朝からデーニーズに行って

飲みたい先輩方は8時からビール🍺

そしてお昼までずっとお喋りにっこり飛び出すハート



私はお酒が飲めないので、

そんな日は先輩を送って、翌朝迎えに行くって感じで

先輩も気前よく奢ってくれた



仕事にあぶれても、

オンシーズンは休みも最小限にして稼ぎまくるので

「あぶれ」はちょっとしたご褒美だったラブラブ



雨の日なんて、そもそも仕事したくないしニコニコニコニコもやもや




そう言えば、東北大震災の翌日

全組キャンセルかと思ったら

4組のお客さんが来て、マジか⁉︎って思いました

私、その日仕事に当たりました…

絶望絶望絶望



ゴルフ大好き人間の私も、さすがに

「コイツら人としてどうよ⁉︎」って思いました怒りムカムカ

敢えて、コイツらと表現させて頂きたい‼️


また脱線しちゃった




そんな風土の会社に

ある時、社長のお嬢さんが

次期社長になるという前提で入って来た



そこから嵐が吹き荒れた



社長のお嬢様は

会社に改革を起こした

「改善!」

当時流行っていた改善を始めた訳です



その改善の内容が

女の人だからなのか、とにかく細かい



柏餅も、お餅も無くなった



色々なサービスを打ち出して、

夏も冬も雨の日もお客さんが入るので

あぶれることも無くなった



お客様が休憩を取らず

スルーでラウンドすることを選ばれた日は

以前はお昼前に仕事が終わり

ラッキーって感じで早く帰れたのに

正面玄関でお客様を見送る仕事に就かされ

早く帰れる日も無くなった




そして、古い考えも見直すとの事で

年功序列から実力主義へ

仕事の成績だけで人を評価するようになった




この年功序列は、

昼のホステスと言われているキャディの世界では

ある意味秩序だった




その会社では、毎日のお客様評価を1年間累計し

その総合点から仕事上のミスなどの減点があって

年末に、成績順位が出る



そして給料が変わる仕組み



これまでは

先輩の順位が下がっても先輩は先輩

新人はたとえ成績が良くても

大人しく先輩の言うことを聞くのが慣例だった




ところが会社は、経験年数関係無く

成績上位4人を構わず班長にした




私も班長になった

正直、地獄…



そして

とうとう人員整理

成績の悪いキャディの首を切り出した驚き



首を切られた先輩の中には

キャディ室のムードメーカー的存在の人達もいた



1日の仕事終わりはみんな緊張から解き放たれて

次々と仕事を終えて上がってくる仲間を出迎えながら

お風呂に入ったり、お茶をして

その日のお客さんの話題で盛り上がる



そんな時間に、

たくさん私達を笑わせてくれた先輩達だ



正直、その人達がいるお陰で

他の皆は順位でビリの方になることも無い

下位のランクは、その先輩達が背負ってくれていたから



だから、他の皆はのびのびと仕事ができた歩く立ち上がる

成績の順位はあったけど、安心して仕事ができた

その先輩達も、下位だけど楽しそうだった




そんな人達が辞めさせられた




当然、キャディ室はピリピリし出した

今度は残った人達の中からビリになる人が出る




そんな張り詰めた空気の中で

私は班長に抜擢されてしまった

もう、人間の汚い部分を

嫌と言うほど味わった




そして、稼がなくてもよい人から順に

ひとり辞め、ふたり辞め…



一方、お客様の数は確実に増え

繁忙期はキャディが足りず

ハーフラウンドを終え戻ってくると

ウイダーインゼリーを咥えてトイレに駆け込み

それを口にしながら用を済ませ

バナナを一本急いで食べて

次のお客様のスタートに間に合わせるといった状況に




そして2回目のハーフラウンドが終わったら

またトイレに駆け込み

3回目のお客様の元へ




お給料は増えたけれど、

同じお客様と1ラウンドを共に出来ないので

全然面白くない




お客様が3回変わる訳で

その度にこの方はどんなゴルフをしたいのかって

探って合わせる訳だから

ただただストレスだけが残った不満不満気づき



そしてまた優秀な人が辞めていった

それでも、会社は誤った方向転換に気が付かなかった




キャディの仕事は天職だって思ってやっていたし

メンバーさんも人間的に魅力ある方達ばかりで名残惜しかった

でも、こんなブラックな会社に

自分のエネルギーを注ぎ込むのが

バカらしくなった



そうして私も辞めた




辞める時、首を切られてしまった先輩達のことが思い出された

彼女達のお陰で職場が潤っていた

彼女達の笑いのお陰で、

何があっても笑って帰る事ができた


そのお陰で充実感を持って仕事ができて

よい成績を上げることが出来ていた人達がいた




その後、この会社ではここに書けないとんでも無い事が起こり

労基署の調査が入った

それで、やっとブラックから抜け出せそうな状況らしい



だから、職場って色々な人が集まっていることが

とても大切な気がする

数字とかに現れてこない部分

現場にいないと分からない事

経営者は、そういったところまで配慮しないと

全て自分に跳ね返ってくると思った方がいいおねだりおねだり



そうならないように

現場の人を本当に大切にして欲しい

見えている事だけが全てでは無い

みんな懸命に働いているのだから






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