成功者へのインタビューで『ここまで来られるのには大変な努力があったと思います。苦労話や挫折体験を聴かせてください』といったものがあります。
この質問に対して、本音では成功者は困ってしまいます。
本人は苦労や挫折もないどころか、頑張って努力していたつもりもないからです。
もちろん人によっては周りからの顰蹙を買わないためにでっちあげる場合もあるし、多くの場合使われるインタビューというのはそういった周囲の共感を得られる模範解答パターンです。
多くの人は、成功者はどんな苦労や挫折を体験してきたのだろうかと考えいるからです。
換言すれば、成功には苦労や挫折が必ずついてまわると考えているのです。
そのため、成功するためには頑張らなければならないし苦労や挫折もしなければならないと間違った方向へ進んでしまうのです。
成功するためには頑張る必要はありません。
むしろ、頑張ってはいけないのです。
正確には、周りから見たら相当頑張っているように見えるし多くの人が苦労や挫折と考えるようなことは体験していますが、それを苦労や挫折だとは捉えていないのです。
失敗も、すべて成長と捉えて嬉々としています。
成功する人は、精一杯楽しんでいるだけのです。
『夢中になっていたらここまで来ていた。苦労?ん~したといえばしたかもなぁ』というのが彼らの本音です。
頑張っていないことがわかれば、力を入れるべき方向が明確になります。