『定時までに終わらなくても残業をすればいいや』という気持ちになった途端、目の前の仕事のスピードは落ちます。
仕事のスピードが落ちるということはつまり、質が落ちるということです。
仕事のスピードが落ちると丁寧になって質が上がるかと言えばそんなことはありません。
急がなくていいと思ってしまった時点で時間の密度も低くなります。
結果、どこかでダラけることになるので必ず質も低下していくのです。
仕事のスピードは早ければ早いほど乗ってくるので、時間の密度も高くなります。
結果、ノリに乗って質も高くなるのです。
残業ばかりしていると熱心だと思われる側面もあるかもしれませんが、見る人が見れば単純に『仕事のできないやつだ』というレッテルを貼られて終了です。
時間通りに仕事が終わらないということは自己管理能力がないことの証明です。
仕事のできる人は概して残業をしません。
常に前倒しで仕事を進めています。
もちろん、期限までに終わらせなければいけないものを放置して定時に帰っていいという話ではありません。
期限までにやらなければならないものは、何をしてでも仕上げなければいけません。
大切なのは日頃からの仕事の工夫です。
無駄にメールチェックしてる時間、無駄にボーっとしてる時間など、気づくと生産性のないことをしてしまっている時間というのがたくさんあります。
そこにいかに早く気づいて仕事をする有意義な時間に充てられるかということです。
仕事のできる人になりたければ、できる人をよく観察してみましょう。
呼吸をするかのごとく自然と習慣になっている彼らの工夫が浮き彫りになります。