相手にペコペコしてはいけません。
ペコペコした時点で、上下関係が生まれてしまいます。
上下関係が生まれてしまうと、相手に主導権を握られてしまいます。
ここでいう主導権を握られるというのは、ナメられるということです。
ナメられてしまったら、お互いに成長できる人間関係は望めません。
年齢の上下によって生まれる関係は文化として間違いなく根付いていますが、本来は誰もが人としては対等です。
少し強気でいるくらいでいいのです。
たとえば、営業のシーンでは売るためにあからさまに下手に出るという行動が見られます。
営業とは米つきバッタになることなのかと思ってしまうほどです。
ペコペコされればされるほど『あぁ、この人は売れてないんだな』とお客様は思います。
どうせ買うのなら、売れている人から買いたいというのがお客様の気持ちです。
売れるセールスパーソンは、絶対にお願い営業をしません。
お願いされればされるほど売れませんが、断れば断るほど売れるのがビジネスの大原則です。
『今日は売るつもりで来たのではないので、欲しいと言われてもお応えできないですよ』といってしまうくらいのスタンスでいいのです。
そのくらい強気の姿勢の方が、お客様はついてきます。
仕事に限った話ではありません。
プライベートであっても、良好で長続きする関係というのは上下のない対等な関係です。
何か理不尽なことでもあればすぐに関係を切る覚悟でいられることが大切です。
対等な関係というのは適度の緊張感を保った状態です。
それはつまり、相手に敬意があるということです。
お客様も友達も、こちら側が選ぶものです。
嫌われるのを恐れないスタンスが、結局は一番好かれるのです。