『こんな失敗をしてしまって、もう取り返しがつかない。成功している人にもこんな前例はない。もうダメだ』
成功者なら誰でも知っている事実があります。
成功者は、ほとんどコケているということです。
しかし、表向きには成功した一部分のみが取り上げられます。
いかにも失敗知らずで、とんとん拍子に大成功したかのように打ち出されてしまいます。
実際は、明らかになっていない失敗の土台が、表向きの目に見える成功を支えているのです。
換言すれば、成功までの過程で起こった失敗も含めて成功なのです。
定食と同じです。
焼肉定食は、いくらメインの焼肉があってもごはんや野菜や漬物がなければ定食とはいえません。
ごはんや野菜や漬物といった脇役がいるから、焼肉が主役だとわかります。
脇役が存在するからこそ、主役が引き立つのです。
表向きの成功だけでは、ストーリーは成立しません。
失敗や遠回り込みで、成功なのです。
失敗や遠回りこそが、成功を際立だせるのです。
成功を引き立てるのは、圧倒的な数の失敗なのです。
失敗は、名脇役です。
名脇役に共通するのは、いつでも主役を張ることができるということです。