日頃から『なぜ?』という姿勢が大切です。
疑問を持たずにただ受け入れているだけだと、思考停止に陥ります。
思考停止に陥ると、あらかじめ与えられた選択肢から選ばざるを得ません。
結果、損とはわからないように、損することになります。
1つの事象に対して『なぜそうなるのか?』と考えることを習慣にするのです。
『なぜ?』という姿勢が習慣になると、思考停止に陥らなくなります。
そのためには、普段から反論する姿勢でいます。
何でも批判をしようということではありません。
文献や誰かの意見を読むにしても、ありのままを吸収した上で、常に逆の視点を考えるのです。
増税については『このデフレ時にしんどいな。勘弁してほしい。また消費が滞るぞ』とただただ反対するのではありません。
『上手く運用されれば社会保障も良くなって国も更に良くなるよね。自分ではできないことを国が代わりにやってくれてるんだよね。ありがたい』という賛成案の視点も持ちます。
両者の立場に立つことで、別の次元に立つことができるのです。
すると『むしろ、税金は消費税の一本に絞った方がいいんじゃないかな。それだったら税率が跳ね上がったとしてもわかりやすいし、誤魔化しは利かないよね。そもそも、しっかりとしかるべきところに使われるのかな?』というように新しい光の当て方も出てくるのです。
常に、自分の中でディベートをしていくのです。
ディベートで大切なことは、反対側の見解を理解することです。
反対の見解を押えることで自分の意見に磨きがかかり、説得力が増します。
どちらの立場にも立てる状態を作っておきましょう。
その上で、自分の意見を展開していくのです。