価格を値切る行為は、人望をなくします。
逆の立場になってみればすぐにわかることですが、価格というのはしかるべき利益を見込んだ上で設定されています。
ただ、家電量販店などをはじめ、価格交渉がお約束になっているケースは別です。
お決まりの長ったらしいアンコールのようにも感じられますが、この場合は値切られるのを見込んだ価格設定をしているからです。
値切ろうと思った際に気づきたいのが、値切らずに正規料金を払っている人が存在しているということです。
価格交渉に応じることは、今まで正規の料金を払ってきたお客様を裏切る行為です。
値切りを検討しなければならない相手の立場を考えなければいけません。
交渉された側は、嫌な思いをします。
もし価格交渉に成功したとしても、それは成功ではありません。
値切った分、サービスは削られているのです。
『いや、そうなると今までのお客様を裏切ることになってしまうので・・・』とそれをいちいち説明させること自体、相手に負担がかかります。
そこに気づけるかということです。
たかだか1000円を値切ろうとしたがために、1億円でも買えない人望を失ってしまうのです。