『お前、その自信はどっから出てきたんだ?根拠はあるのか?』
自信に、根拠など必要ありません。
それは、過去に基準を置いた考え方です。
過去、現在と来てから未来の自分を見据えてしまっています。
時間はいつだって未来から流れてきて、現在を経たのちに過去へと向かっていきます。
逆ではありません。
根拠のある自信というのは、非常に脆いものです。
根拠さえ崩れてしまえば、その自信は嘘のように跡形もなく消え去ってしまいます。
『どうだ。俺は100もやってやったぞ』という人は10000こなした人を目の前にするとあっけなく崩壊してしまいます。
すると、たちまち負のマインドセットがなされるのです。
不思議なことに、多くの人は過去の自分の実績や経験を加味し、これからを判断してしまいます。
結果、行動もその範疇を超えることはありません。
『これは自分には無理だろう。経験がない。もうこんな歳だし』と考えます。
天気予報を信じることができて、どうして自分の未来は信じることができないのでしょうか。
『嘘だ。昨日も雨だったし、今もまだ降ってる。晴れるわけがない』といって天気予報すら信じられない人がいます。
今日まで雨だったからといって、それは明日晴れない理由にはなりません。
逆も然りです。
自信なんて、勘違いでいいのです。
否、勘違いがいいのです。
基準は、他人ではありません。
常に、あなたに見えているものこそが現実なのです。
根拠のない自信は、未来に照準があります。
未来にこうありたい、というものです。
未来ありきなのです。
これまでのあなたは、一切関係ありません。
これからのあなたが唯一、未来のあなたを創造していくのです。