人の失ったものを
補えるのは
きっと
記憶だけで
その記憶を確かなものにしてくれるのが
写真。
思い出を残すだけでなく
時には
その写真が
今を生きるための力にもなる。
素敵なことを教えてもらった。
確かにそこに存在していたはずなのに
今は触れることも
抱きしめることも
声を聞くことも
心臓の鼓動を聞くことも
できない。
確かに触れたあの感触も
確かに聞こえた心臓の鼓動も
今となれば
残っているのは記憶だけで。
時々、
夢だったんじゃないかと思うくらい
よくわからなくなったりもして。
だけど、
その記憶を
より確かなものにしてくれていたのは
その時の写真と、
その時寄り添ってくれていた人たち
家族の言葉です。