ちいさい秋もう随分と風が冷たく感じられる気が付けばいつの間にか10月になっていた遠くの方で地区運動会の練習だろうか、元気な子供の声と共にたどたどしいリズムの太鼓の音が聞こえてくる空が高くて見上げると吸い込まれそう川面がキラキラ輝いているこんなに気持ちの良い日は気持ちが良いねって言いたくてひょっとしたら電話をかけたら 父が出てくれるんじゃないかって出るはずの無い電話の呼び出し音を何回も何回も聞いてしまう私の「ちいさい秋」は少し悲しい