IHとFrancois Gaultier 新しいモノ旧いモノ | 伽想詩

伽想詩

愛するものは猫と本と花......そしてantique

土・日の2日間でオール電化にするべくリビング他諸々の改築工事で
猫たちは動物病院へお泊り
いつもならキチンと閉めないといけないドアの扉も
「あ、今日は開けっ放しでもイイんだ」と、何回も思ったりして
でもそれが少し淋しかったりする

工事の一日目が終わって急いで面会に行ったら
お泊りしてる部屋に入った私を見つけた途端にみんな一斉に鳴き出して
思わず苦笑後に申し訳無いと一人ずつに謝る
許して、一晩だけだから、と後ろ髪を引かれながら帰宅
次の日は予定よりも早く工事が終わった
床を張り足したし、家具も移動したしダンボールもどんどん積み上げて
引越しと同じくらいの騒動だった・・・・(まだ今日も殆ど片付けて無い・・・)

そして猫も家族も居ない、非常に非常に珍しいそんな時を見計らっていたように
人間が入りそうに巨大な段ボールがフランスより届く

必死の思いで箱を開けて目一杯入ってる梱包材をかき分けかき分けすると

ボンジュールと出てきた女の子  なんとフランスからたった3日でやって来た!

$I will see again・また逢おうね
「よろしくね、日本って少し寒いわね」だ、そうです

グレィがかったブルーの瞳に似合うような泪の形のピアスを探してあげなくては

話を戻して、猫たちは帰宅後。家の中に入った途端に
なんか違うよ!と叫びながら興奮気味に暴れる暴れる暴走しまくる
部屋に入ってまず、違う匂いを感じたんだろう
いつも飛び乗ってた食器棚や本箱は移動してるし
床も張り替えてるし、ビックリしたんだろうな
ちょっと可哀想な気がしたけど、家に間違い無いからね

来週はべべちゃんの避妊手術が有るので少し不安

ああ、片付けたく無いな...........................................


そして思った事

生きていれば月日は流れ
新しい出来事や新しいモノたちはお構い無しにやって来る
古いものの上にどんどん新しいものは積み重なって行く
それが生きている間は繰り返されて繰り返されて行くんだろう
戸惑ったり驚いたり喜んだり泣いたりしながら

新しいものは目にも心にも新鮮で
生命力に満ち溢れている
その後ろで(決して淘汰などでは無く)古いものは役目を終えて
静かに休息の時を迎えるのに違いない
またいつか戻ってくるかも知れない時の為に

130年の時を越えて私のもとにやって来たドールと
正反対の近代的なオール電化を同じ日に迎え入れるって
たまたま、偶然なのだけど

こうやって新しいものと旧いものが同じ時を過ごせるって
何かイイなぁって思ってしまう