突然の贈り物 | 伽想詩

伽想詩

愛するものは猫と本と花......そしてantique

少し前の事

ベッドの横で捜し物をしていたら

大きな爪のサヤを見つけた

ぽつんとそこに落ちていて

紛れもないプーちゃんのそれだった

「ママ、アタシよ!」って言ってるみたいにそこに有った

握りしめると壊れてしまうから手のひらに乗せてしばらく見入ってた


ずっとずっとそこに有ったのだと思うと胸が締め付けられるようだった



そして今朝、初めてプーちゃんの夢を見た

どこか巨大なペットショップで何故か放し飼いにされていて

どういう訳か、彼女は緑色をしていたのだけれど

一目見てそれが紛れも無い「プーちゃん」だと分かった

プーちゃん、と呼ぶとゆっくりと近づいてきて

それから誰かを呼びに行って

(触ると消えそうな気がして触れなかった)

慌ててもう一度逢いに行こうとすると

「そこからは入れません」と止められた

やっぱり、生きてたんだ、こんな所に居たんだ!

うれしくてうれしくて別の入り口を探しているうちに目が覚めてしまった

夢でさえも逢う事が出来なかったので

久しぶりにあの可愛い姿を見る事が、それだけでとてもうれしかった

遠い所に行かないで、時々で良いから逢いに来て

実物じゃないけれど夢で良いから逢いに来て欲しいと心から思った


あなたを想わない日は一日も無い

いつまでもいつまでも大切なプーちゃん

$I will see again・また逢おうね
春が近づいてきたのだろうか。 これは去年の風信子のブーケだけど  

花言葉「不変の愛」