
11ヶ月前の14日、丁度今頃の時刻
静かに眠るように空へ還ってしまった
12年間、私達を見守り続け
いつも穏やかで優しい眼差しを注いでくれた
動けず鳴けず寝たきりになり目も開けられないのに
最期の数日前だった
そっと抱きしめると
今まで聞いた事の無いような大きな大きな音で
ゴロゴロ喉を鳴らしてくれた
その音は静かな部屋中に響きわたり、うねり
私をギューっと抱きしめ返してくれたような気がした
だから私はもう良いよ、もう良いよと泣きながら撫で、抱きしめた
あなたがいないのは未だ未だ信じられない
ひょこっとそこから出てくるような気がして仕方無い
大切な存在は、失った日が経つ程に想いが募っていくもの
あなたを想う日々はこれからも続く
ずっとずっと続いていくのだろう