11ヶ月目の想い | 伽想詩

伽想詩

愛するものは猫と本と花......そしてantique

$I will see again・また逢おうね

11ヶ月前の14日、丁度今頃の時刻

静かに眠るように空へ還ってしまった

12年間、私達を見守り続け

いつも穏やかで優しい眼差しを注いでくれた

動けず鳴けず寝たきりになり目も開けられないのに

最期の数日前だった

そっと抱きしめると

今まで聞いた事の無いような大きな大きな音で

ゴロゴロ喉を鳴らしてくれた

その音は静かな部屋中に響きわたり、うねり

私をギューっと抱きしめ返してくれたような気がした

だから私はもう良いよ、もう良いよと泣きながら撫で、抱きしめた

あなたがいないのは未だ未だ信じられない

ひょこっとそこから出てくるような気がして仕方無い

大切な存在は、失った日が経つ程に想いが募っていくもの

あなたを想う日々はこれからも続く

ずっとずっと続いていくのだろう