笑われるような事かも知れないけれど
意を決して3ヶ月ぶりに自分のベッドで寝た
あの子が寝ていた、私の左側も
お気に入りのキルティングも
起きたら一番最初に爪を研いでいたボードも
時が止まったように眠ったままで
何もかもが3ヶ月前と同じようにそのまま静かにそこに在る
ここは私とあの子の小さなサンクチュアリ
あの子が居なくなってからどうしても来れなかった場所
だけど
12年間、一緒に過ごした夜
今はあの子は居ないけど、そこに居るような気がした
そんな事を思いながらもいつの間にか私は眠り
柔らかな毛の感触で目覚めた時
白い子猫が私のすぐ傍ですやすや眠っていた
子猫を撫でながら
今日からは、またここで眠るようにしようと思えた
今はあの子は居ないけど、そこに居るような気がしたから
今もこれからもここは私とあの子の小さなサンクチュアリ