~ 大人のバレンタインのテーブル ~
この話は時折するので、もう御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
もう十数年も前になります
あまりうまく人生が回らないとき、ってあるものです。
その頃の私も毎日溜息ばかり。
もう家族が寝静まった夜、チーズケーキを焼きました。
そして、ふと思い立って
テーブルにピンクのクロスを掛け、
仕舞い込んでいたお気に入りの食器をひっぱり出し
テーブルコーディネイトをしました。
~ 2014クリスマスのテーブル ~
そしてそのテーブルでゆっくりお茶を飲みケーキを食べていると・・・
疲れた心が少しずつ癒され
ささくれた気持ちが和らいでいくのが自分でもわかりました。
どこかに旅行に行かなくても、
何かを衝動買いしなくても、
テーブルを心地よく整え、
食べたいものを少し食べるだけで
こんなにも自分を慰めることができるのかと初めて知りました。
そのささやかだけれど満ち足りたテーブルでゆっくりしていると
もう一度、頑張ってみよう!という気持ちになってきたのです。
~ 2014年11月のテーブル ~
それは、テーブルには人を癒し励ます力が有る、
と私が確信した瞬間でした。
あの時の感激に似た思いが、みもざていの原点です。
あの時、私がテーブルからもらった“力”のようなものを
みもざていにいらして下さる方にお伝えしたい、
そう思いました。
~ 2014年10月のテーブル ~
その後、佐藤愛子先生に
テーブルコーディネイトを学ぶ機会を得られたことは私にとって
なんと幸せなことでしょうか。
みもざていの初期からいらして下さっている生徒さまは
私のテーブルが
愛子先生に師事するようになってからぐっと
センス良く綺麗になっていったかを御存知でいらっしゃいますよね。
パン教室にテーブルコーディネイトは必ずしも必要なものではありません。
もっと言うならばテーブルコーディネイトが無くても教室はできるものです。
でも、みもざていがテーブルにこだわり続ける理由、
それはあの時、自分がテーブルから生きる力をもらったその癒しを
皆様に感じてもらいたい、その思いがあるからこそです。
テーブルには、そのような力があるのです。
そのことを最近の私は私は忘れていました。
昨日の愛子先生のレッスンで
原点に返ることができました。
みもざてい、これからも
みもざていにいらしてくださる方々に
パンとテーブルの癒しを差し上げたいと思います。