今の仕事を続けられているのは ある人との
出会いです
その方は皮膚はただれ 光を唯一感じることの
できる程度の視力の87歳のおばあさんでした
初めて 先輩看護師とお家に訪問するとき
血圧測るにしても
身体に触らせてもらえないかも
皮膚の刺激も強いし 身体も拭けない難しいケースだよって言われました
おばあさんは、小綺麗に片付けられた団地に
娘さんと二人暮らし。
果たして 私を受け入れてもらえるのだろうか
といった不安がよぎります
こんにちはと挨拶
暗闇の中で光だけ唯一さす世界。
ここから物語が始まります。
身体の皮膚は薄く 触るとめくれてしまいそう。
だけど 清潔に保ち 軟膏を塗ることで
少しでも心地よく日々を暮らせたら。
そんな思いで 関わるようになりました
触るのも痛い状況で 私に出来ることは
そんな思いとは裏腹に
おばあさんは人の心を見透かすように
私が思ってること置かれてる立場に対して
まるで 私の未来が見えているような
発言をされます。
私が最初に出会った時の印象でした
どうやって 関わろう
私は 彼女に残されている 聴力に
語りかけてみようと思いました。
続く〜〜