知り合いのご主人がとても手先の器用な人で、資源ごみに捨ててあった板戸がもったいない、まだ使えるのにと蝶番を付けて自宅のお洒落な庭門に変身させたりする。センスも良いんだわ。
 
そのご主人が山に入って採った蔓を1年乾燥させて、趣味で籠バックを作っていた時があって。確か5,000円で知人達に譲ってくれていました。
内布は、私が端切れの絹地で縫い付けたんだ。
私の友人も籠バックを欲しがっていたので声をかけました。その友人が、その籠バックを持って買い物に行っていたら、知らないご婦人、きっと同年代だろうとおぼしき人が「それ本当の蔓?」
「いいなぁ。私のはテープバックよ、なんちゃって籠」と声をかけてきたそう。
 
60才過ぎたら「しょしがって」なんかいられない。見知らぬ人とのコミュニケーションは日々のスパイス。
みんなで「今この時」を楽しみましょうね。