代わってあげられない。 | アリスの独りごと

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ケアマネさん宅の皇帝ダリア。



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11月下旬の霜で、
我が家の近所の皇帝様はほとんど枯れているのに、
こちらの花は、屋根に守られたからか?花がまだ元気でした。

同じ花でも環境が違うと場所によっては、いつまでも幸せに過ごせる花と
そうではない花があるのですね。



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季節の変わり目は、
幼いころから喘息の発作がひどかった。

あれは、私が何歳のころだったか?
息苦しい私の背中をさすりながら、
「きつかろうね、きつかろうね、うち(母)が代わってやれたらいいばってん」。
そうやって声をかけてくれた。

当時は、今の様に携帯吸入器は持っていなかったし、
病院で点滴を受けることもしなかった。

ただ、きつくて、きつくて、時の過ぎるのを待っていたような記憶がある。
いや、それどころか、
子供心に母に向かって
「あんたにこのきつさはわからん」と毒づいていたかもしれない。



昨日のことである。
目覚まし時計が鳴る前の朝の五時頃。

私の寝ている座敷のふすまが、す~っと開けられる。

母が布団の中の娘に声をかける。

「さっき、思い出した。
あんたが入院しちょうとに、見舞いも行かんで
腹かいて(怒って)いるやろと思って。

すまんやったね。」と泣きながら。

入院したのは検査のための一泊だけ。
その前後のことは、全然わかっていないくせに、
いきなりどうしたのだ?
数年前、一か月私が入院していたときのことを思い出したのか?

親不孝者は、母のような病気にはなりたくない。
ましてや、この身を母に代えてやろうとは、一度も思ったことはなかった。

でも、弱くなった母の姿を見て、

自分自身の呼吸のきつさ、今までの不幸ごと、
それが全部忘れられるなら、
しみじみと思った・・・母と入れ替わってもいいかなと・・・。

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我が家の皇帝ダリアは、
花開くことなく、霜にやられてこの姿で力尽きました。