リアルの友達に、「旦那さんを愛しているの?」と訊かれた事がある。
その時、しっくり来る言葉が思い浮かばず「うーん。🤔」と言って悩んでしまった。
ニュースを見ていて、ピッタリの名を聞いた。
【共同親権者】
愛とは呼べず、共通の子の親の事だ。
主人は、意思が固く浪人した二人の大学費用を、一人の稼ぎで払い切った。
これは子供に甘い私には、思春期の衣服代を落とせず育ち盛りの食費も絞れず、到底無理だったと思う。
なので小遣いを渡されなくても、何も言わずに来れたのだ。
義母のくも膜下出血から始まった親たちの介護は、私の持ち出しが多く、間も無くヘソクリが底をつく。
子供たちの教育費だったから我慢して来れたが、経済的に自立した親たちの為では不満ばかりが募るのだ。
あと一年で主人が隠居するなら、私は自由に出歩く事すら出来なくなる。
友達と会う事も出来なくなる。
主人は非常にセンスが悪い。
着られれば何でも良いという感覚の持ち主だ。
主人が家に居るようになれば、ド○キあたりの安価で趣味が悪い服を当てがわれるだろう。
だったら、どうせ親に使ってしまうならと私はバカになった。
60代になっても、着ていられそうな服を数枚買った。
こんな事でしか、私は自分を癒せない。
家に帰って、とても後悔した。
これは母と同じじゃないか。
たまには娘に小遣いとして、残した方が良かったのだ。
私たちは幸せになる為に結婚したはずなのに、どうしてこんなに親に振り回されて心が離れてしまったのだろう。