昨日のことですが、地元で秋祭りがありました。
10年ぶりに地元に帰ってきて、びっくり
少子化です高齢化です
この秋祭り、まず午前は子供たちがお神輿をわっしょいわっしょいと言いながら担ぎ、町を練り歩きます。
が、
少子化で子供の数が少ないので、お神輿が担げない
そこで、お神輿を台車に乗せて、台車の綱を引っ張る
掛け声はわっしょいのまま。
午後、大人たちが、引き舟を引っ張ります。舟には子供たちが乗ります。
大人というか。。。
じーとじーとじー。。
じーさんだらけ。
多少若いのもいましたが。
かつては、ダーっと走って引っ張ったりしたいたのに、
すーっごくゆっくり。
それなりに味はあったけど。
舟に乗ってる子供たちは 「走ってー!走ってー!!」と叫ぶ。
無理言うなよ。じーですぜ
まぁ、そんな感じでした。
でも、よく見ると、懐かしい顔ぶれが
あのじー、このじー、そこのじー。
名前は知らなくても、この祭りで必ず見かけたじーさんたち
わぁ、元気なんだ粋Gですねぇ
と、なんだかうれしくなっちゃいました
私が小さかったころ、私も舟に乗っていました。しかも特等席に乗っていました。
この特等席というのは、小学6年生が乗ることが許される席で、(ちなみに舟に乗れるのは小学生まで)誰が決めたわけでもない、暗黙の了解みたいな、伝統です。
当時もそこそこ人が少なかったようで、私は小学6年生じゃなくても乗っていた記憶があります。
舟の先頭で、かつてはスピードがあったので、ここに乗ると、とってもスリルが味わえるのです。
で、中学生になると、乗れないので、舟を引っ張る。
舟を引っ張る綱で、長縄とびをしてました。
結構な太さで、これに足が引っかかると、本当に痛い
私は思いっきりひっかかって、全身をアスファルトに打ちつけ、手を捻挫してました
今となれば、楽しい思い出です
それから、高校生になると。。。
女の子は参加しません。恥ずかしいという理由からね。
しかし、お祭り好きな私は参加しましたよ引っ張りましたよ
もちろん長縄とびもしました
女の子が一人、男の人たちに紛れて、舟を曳いているのが珍しかったんですね。
地元のローカル新聞の記者さんにインタビューされ、写真も取られ、新聞に載りました。舟には乗れなくても新聞に載るといううれしいハプニングでした
さらに、その記事を高校の古典の先生が見ていて、その年の古典の読みのテストの時に、「地元の行事に参加していてすばらしい」と、感心され、(ただの祭り好きということは伏せておきました)
あいまいだった私の古典の読みのテストは、おまけで合格させていただきました
少子化、高齢化が進み、お祭りも少しずつ変化がありますが、やっぱり楽しいものですね
このときしか会わない人とかもいるんだなぁって、今年気付くことができました。
大切にしたい行事ですね。
おっと、少子化やら、寂しいことばかりでもないんです。
今年は、お祭りのフィナーレに100発の打ち上げ花火が上がりました
たった、5分でしたが、今年初めての打ち上げ花火にものすごく感動しました
みんなが、このお祭りを盛り上げようとしてるんですね
さぁて、来年は、10年ぶりに舟引っ張ろうかなぁ~
盛り上げちゃいますよ~(本当に祭り好き
)