私がテーブルコーディネートをするのにいつも大切にしている、古来から受け継がれてきたもの。
それは、目に見える形をとらないこともありますが、いつも意識するようにしています。
そんな私に今日は貴重なチャンスが訪れました。
日吉大社にて、清和四條流の式庖丁の神事「庖丁まつり」が奉納されるのに、参列させて頂いたのです。
さすがパワースポット。。神聖な空気が漂っています。
雅楽の演奏の中、厳かに古式ゆかしく、大神様にお供えするための野菜が、式庖丁のお作法に則って
手を使わず、お箸と庖丁のみでお点前(調理)されていきます。
今までは鯉を調理されてきたそうですが、今年は初めての試みとして、地元 滋賀県産のお野菜をお点前し、
神様に奉納します。
これを神様にまずはお供えし、あとでお下がりを私たちがお弁当という形で頂きました。
(このお弁当がまたすばらしかったので、それはまた後ほどご紹介します!)
料理(調理)の始まりは、神様への神饌(お供え物)だと言われています。
(今でも、伊勢神宮などでは、毎日毎日、決められた手順に従って、神饌が調理されています)
今日の式庖丁は、平安末期から鎌倉時代にかけて、神饌ではなく、
宮中や将軍家の御前で厳粛に庖丁をしたのが始まりだそうですが、
それよりももっともっと古代の人々の「神様に、獲れた魚や採れた作物を一番にお供えしたい」という
日本人の原初の思いを見たような気がしました。
今日は本当に爽やかなお天気だったのですが、儀式が始まると、どこからか風が吹いてきて、
木々がざわめき、鳥が鳴いたのは、神様が喜んでおられたのかもしれませんね。
お勉強したいことが次々出て来ます。
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