昨日見た、音楽座さんの舞台。


原作は、心理学でよく取り上げられる、


ポール・ギャリコの「七つの人形の恋物語」


実はこの本、いつも本屋さんに行くたびに、


気になっていたのに買っていなかったもの。





なんかね、見ていて心が痛かった。


心の中に存在するいろんなものを、


えぐりだしていく感じがあって。


人形たちや登場人物がひとつに重なり、


どんなものも自分の一部だと教えてくれるような。





冒頭からすごく切なく、苦しくて、


ほんのちょっとした台詞や表情に涙がこぼれて、


ラストはしゃくりあげるみたいに泣いてて。


ヒトという生き物の中に存在するさまざまな感情を、


映し出したような重たいテーマだけれど、


それをファンタジーとして描いているから救いがあるというか。


見る人によってはわかりにくい作品でもあるかも。





印象的だったのは黒子の使い方と衣装。


本当にいわゆる「黒子」の時もあれば、


人の心や状況を表したりという感じで使われていて。


衣装がアラブっぽい雰囲気ですごく素敵だったなあ。





光枝さん演じるボスケは、


この作品の中の唯一の救いみたいな感じ。


ああいう役を演じられることがすごいなあと思ってしまった。


軽さが与えられることで、一息つけるというか、


ちょっとホッとするというか。





終演後にチケットを取っていただいたキャストの方に会って、


話をしたとき、正直、泣きそうでした(笑)


よく泣かなかったなと自分で思うくらい。


もっとよく知っている相手だったら、


顔を見るなり号泣していたかもしれない(汗)


なんか感情がこみ上げてきてしまって、抑えるのが大変だった。


そういう経験って、良く考えると今までなかったかも。


この頃いろんなことを考えたりしていたせいか、


作品から感じ取るものがすごく多かった気が。


以前の自分だったら受け止めきれない作品だったかもしれない。


そういう意味では、出会うべくして出会ったのかもね。




ゆっくり、原作の方も読みたいなと思ってます。


ちなみに、東京での公演は8日までです。