毎朝外に出てまずすること。


それは、空気を吸うこと。


 


こう書いちゃうとすごーく当たり前に感じるんだけど、


意外と息を吸うことに意識を持って行ってる人って、


そんなに多くないんじゃないかなあって、


つい最近感じるようになった。


 


というのは、この癖、


飲食の現場にいたときに身についた癖なので。


どんな時期でも、必ず朝、香りとかを意識しながら、


移動することを心がけてた。


 


例えば毎朝、自分の部屋から出て、バス停まで向かうまでに、


マンションの通路を端まで歩いていくのだけれど、


その時に、それぞれの部屋からしてくる、


朝ご飯の匂いや、誰かがシャワーを浴びている匂いとか、


空気とか、光から感じる季節やお天気の感じ。


ともかく、五感を使って、いろんな事を感じることで、


今日はどんな日かなあって感じることが、


言ってみれば朝のウォーミングアップで。


 


現場に出ているときに意識するのは音と気の流れ。


それにアンテナを常に向けていることで、


お客さんの流れが大体把握できる。


常に音を聴くことを言われていたのを思い出すなあ。


 


そうやって1日休みなしに働いて、


毎朝起きたときにどんなに体がきつくっても、


夜仕事を終えるときには、


あー、今日もいい1日だったー!って気分になってて。


本当にいろんなことがありつつも、いつも楽しくて、


お客さんとキッチンの間を取り持つという、


あの仕事がすごく好きだったのを思い出す。


 


どうしてそんなことを思いだしたかと言えば、


今日の帰り道、何でだか判らないけど、


足の膝から下が筋肉痛だったから。


全然歩いていないのに、


あの頃、仕事の後痛かったみたいに、


足がむくんでて、すねの筋肉が痛くて(笑)。


 


働いていた店が取材を受けることが続いていた時期、


当然だけれど雑誌に載るとその度に忙しくなって、


それが断続的に続く中、


最後のとどめ、みたいに忙しくなって、


予約が2週間いっぱいとか、そんなことが続いていたとき、


ホールスタッフが何も言わずに来なくなるとか(笑)、


そういう飲食店にありがちなことが起き、


そして当然だけど急にスタッフが増えることもなく。


3人で回していたところを2人で回すことになって、


お客様がいるところで走るわけにはいかないので、


競歩並みに全速力で歩き回っていたのだけど(笑)、


(当然ですが、忙しいとか、


 私ここにいますよ的オーラは全く出さない)


その時に毎日朝起きると感じていた痛みと似てる。


もっともっと痛かったけれどね。


体の節々が軋むような痛みだったから(笑)。


 


その後体をこわして辞めたんだけれど、


今でもその店にいたスタッフとはそれぞれの道を歩きながら、


でも仲が良くて、独立した上司の店や、


キッチンに当時いたスタッフの店に行くこともある。


取材したときはさすがに照れくさかったけれどね(笑)。


 


音楽と生きていた多感な頃を過ぎ、


社会に出たとき、すごく閉塞感を感じることが多くて、


いつもラッシュの人混みの中を歩きながら、


その人の波についていくのが精一杯で、


心のどこかに泣きそうな気持ちを抱えていたこともあったけど、


ほんの少し、意識をシフトするだけで、


世界ってこんなに変わるんだって思えたのを思い出す。


 


いろんな事を意識して、見逃さないようにしていると、


案外、何にもないような生活でも、楽しかったりするんだよね。


イメージをいろんなことから膨らませながら、


子供の時と変わらず、空想に耽る事って、意外と楽しい。


そう、ラッシュの人波の中で置いて行かれる感じがしても、


それが自分の早さなんだって思えれば、どうってことはない。


 


自分のペースで焦らずに。


 


でも待ってくれない仕事もある。


こんな事してないで急がなきゃ。


 


そう、忙しいときはこんな事を書いて、仕事から逃げたりもするのです(笑)。


ごめんなさい、担当さん(^_^;)