今朝、担当さんにメールを書いた。


たくさん仕事をくれるのは良いのだけれど、


全部受けていると、いろんな人に負担を掛けることになってしまって、


周りにも迷惑がかかるし、ちょっと編集部内で相談してくれないかと。


 


その編集部はちょっと特殊な編集部なので、


いわゆる出版業界での「常識」を考えると、


かなり「非常識」なオファーをされることが多くて、


自分にとっても負担が大きくなったりすることも、


周りにも負担になることが分かっているので、


相談をしてみることにした。


 


一番大きかったのは相方の一言だったかな。


なんでこういう無理なオーダーをされるのか分からない、と。


ボランティアで仕事してるんじゃないんだし、って。


 


確かにそれはそうで。


 


自分にとっては、これから、という時期でもあるのだけれど、


他からも声がかかっているのは事実なので、


あんまり無理になることは正直出来ないのと、


経費が出ないのになんでこういうものを他の人も作れるんだろう、


という疑問は私にも常につきまとっていたので、


今回は正直に伝えることにした。


 


結果、お互いが無理がない範囲でやりましょうということに。


でもなんというか、それでいいの?という企画内容に、


ちょっととまどいを隠せないのも事実。


自分なりにカバーしていくことは可能だけれど、


何らかの形でスピンオフしていく余裕が先方にないと、


向こうも1年間、原稿料を無駄にすることになると思うんだよね。


 


とりあえずそんな形で、年末の一番きつい仕事がぽこっと抜けたことで、


ちょっと気分的に楽にはなれたんだけれど、


相方に言われてしまった。


 


「こんな大事なときに、君の仕事を僕は奪ってしまった?


 僕が言ったことは間違っている?」


 


今までいろんな仕事をしてきたから分かるけど、


決して間違っていないと私は思うよ。


その分、他で頑張れば良いんだし、


やり方は色々あると思うから。


 


今期1年赤字出しても連載頑張ったから、それでいいじゃないって。


今はそんな風に思うなあ。


この1年で、やりたいことをずいぶんやらせてもらえたし、


それが形に残っただけでも、他の仕事の営業はしやすい。


 


だからもう無理する必要ないなって思うんだよね。


ビジネスとして捉えても、やっぱりおかしいと思うから。


他の会社では、ちょっと考えられないことが多かったし。


 


でもそうして自分がしている仕事を、


こんな出版不況の中、やれやれって推してくれる人がいるのも事実だし、


興味を示してくれる人がいるのも事実。


ありがたいよね。自分がしてきたことを認めてもらえてるんだもの。


 


私が仕事のことで迷っていた頃、


私の師匠とも言える人が言っていたこと。


 


「あなたのしたい仕事がないのなら、作ってしまえばいいのよ」


 


その道を切りひらいてきたパイオニアだからこそ言えること。


若かった当時の私には、全然ピンと来なかったけれど、


今はその意味が分かる。


そして、今作ってる最中なんだって実感してる。


 


無理をするのではなく、自分の出来ることを背伸びしない範囲で、


いろいろと工夫しながら作っていくのがそもそもの原点だなと、


今日改めて思えたことは、大きかったな。


 


無理はしないけど、常に全力で。


手を抜かず、やれるだけのことをして、緩急をつけながら。


 


やりますよ。っていうか、出来ると思う。


もう向こうの準備は整っているんだもの。


こうして身軽になれたのだから、あとは自分が動けば良いだけ。


 


無理せず、焦らず、背伸びせず、普段通りに。


でも、自分なりの工夫を凝らしながら。


 


楽しみだな。これからが。