大分暖かくなり、次々と花が開花する季節となりました。中でも大人気の桜が見ごろですね。今は枝垂れ桜からソメイヨシノへバトンタッチされているといったところでしょうか。短い花の期間をぜひ楽しみましょう!
それでは今回はそんな花の季節にふさわしいテーマをお届けします。「園芸療法に使える!春の花3選」です。
その3つとは
① ビオラ
② パンジー
③ チューリップ
です。
これらはよく見聞きする、平凡な花という印象かもしれません。ですが、あくまで「園芸療法」ですので、景観や出来栄えにこだわるのではなく、「馴染みのある花」「扱いやすい花」という意図でこのような選択となっております。では、1つずつ解説いたします。
※このブログで言う「春」は気象庁が定義する3〜5月としております。その期間に開花している花としました。
① ビオラ
おそらく誰もが見たことのある花ではないでしょうか。公共施設の植え込み、民家の玄関周りでよく使われていますね。
種から育てても良いですが、簡単なのは苗からでしょう。とにかく色味が豊富ですので個々の好みに合わせて植え付けることが可能です。ほのかな香りも程よく嗅覚を刺激してくれます。茎もカットしやすいので簡単に花がら摘みができます。
また、園芸療法に連続性を持たせる場合、花を収穫して様々なことに利用してみましょう。例えばクラフトとして押し花やドライフラワーにして栞やリースを作ることができます。
食べるお花「エディブルフラワー」としても使えます。サラダに花びらを散らすのも良いですね。ただし、種、茎、根に毒を持ちますので、注意が必要です。子供や認知症の高齢者、ペットが口にしないようにしましょう。
② パンジー
こちらも①のビオラと同じくらい目にする花だと思います。見た目が似ていますが、花の大きい方(5㎝以上)がパンジーで、小さい方(4㎝以下)がビオラとなります。それ以外の特徴や園芸療法の利用方法としてはビオラと同じになります。
ただ、ビオラの方が大きいため、クラフトで扱いやすくなります。視覚機能や巧緻性が低下した方にとって良いでしょう。
③ チューリップ
年齢問わず誰もが知っている有名な花ですね。そのためリアクションを得られやすく、会話に繋がりやすいでしょう。
花の色も様々で、視覚的に楽しみながら春を感じることができます。また、形もシンプルなためスケッチして楽しむことも可能です。
以上が「園芸療法に使える!春におすすめの花3選」でした。
よく見るお花ですが、たくさんの園芸療法士さんが利用しておられます。いかに活用しやすいかが伺えますね。私も重宝しておりますので、機会がありましたら是非育ててみてはいかがでしょうか。既に育てておられる方でも、工夫次第で楽しみ方が広がると思います!
では、本日はこのへんで…またお会いしましょう