【ドマニアックに生きるって面白い】

久しぶりに天気で気持ちが良いので、
ぶらぶらと付近一帯を散策してみました。
アカシアの黄色が緑に映えてとても奇麗!

アカシア

歩道にはマグノリアの並木があり、
歩道一面に咲き始め春の訪れを感じさせる。
たまには散歩は良いもんだ!

マグノリア

おっと、

通りがかりにコーヒー豆販売所を見つけました。

こだわりの何とかと書いてあっても、

実のところ、
あまりこだわっていなかったりするから、
期待しないで、店内におそるおそる入ってみる。

ブルーマウンテンは、
もはや市場から姿を消した?

カリブ海で発生したハリケーンや
コーヒーさび病でジャマイカコーヒー生豆の
原料価格が高騰し、ブルーマウンテンは
今後も高値安定になってしまいました。

ハワイコナなども同様
コーヒーさび病になってしまい、
減産に次ぐ減産で、
ここ数年、エクストラファンシー規格が
ほとんど流通しないらしい。

最近コーヒー豆が高騰している。

コーヒーさび病は、
コーヒーノキがかかりうる病気の中で、
一番恐ろしいのです。

過去にはセイロン、インド、ジャワ等の、
東南アジア地域のアラビカ種を壊滅状態に
してしまったこともあるらしい。

何かないかな?
物色していると、、、。

すげー なんと「アグロ・タケシ」がある。

ピーチ、青りんご、グレープの風味と花の香り、
シルクの様な舌触りと、広がる上品な甘さ。

おっと、今度は隅っこに「バニー・マタル」を見つけた。

何処にでもあるモカ。
モカにもいろいろあれど、

そのモカの中でも
イエメンのバニーマタル地方だけを厳選し
特長あるモカコーヒーなのだ。

この地域のコーヒーの木は原生種に近く、
豆は素朴でありながら気品のある味わいを
醸し出すことで知られている。

金色の豆が入っていることから
ゴールデンマタリとも呼ばれており、

生産量のほとんどがイエメンと
サウジアラビア王族ご用達として消費されるため、
その他の国で「バニーマタル」を
入手することは大変困難だという。

日本ってのは凄いね!

限定品とか、王族御用達などというと、
必ずマニアックなバイヤーが
買い付けて流通させてしまうんだから。

coffee

店内を見回すと、ロースターが鎮座していた。

焙煎とはコーヒー豆を乾煎りすること。
水分を飛ばし、消化しやすい性質に変えたり、
香ばしい風味を付ける行為なのだが、
見た目は簡単そうですが、実はとても奥が深い。

経験とセンスと感性を必要とするのは言うまでもない。

生豆の水分状態・収穫されてから
どれくらい時間の経過したものなのか、

焙煎するその時の、
季節・気温・湿度等々、毎回見極めなくてはいけない。
つまり、毎回「真剣勝負」で
それだけの熟練した焙煎士がもつ経験がたよりなのだ。

おっと いけねえ

もう1時間半以上も長居をしてしまった。

マニアックなお店は楽しいねぇ

マニアックな者同士話し出すとキリがない。

ついつい、店主と話し込んで時間が経つのを忘れてしまう。

さて、帰ろうかと思った時、

ふと、「草枕」の冒頭のフレーズが頭を過る。

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」と

納得できる話である。

今の世の中、どうも面白い時代ではない。

ところがどっこい、
世の中の動向やマーケティングには無頓着で、
自分のやりたい事だけをやりたい時に
やりたいだけやる人達がいる。

それでいてちゃんとファンもいて、
キチンと生計が成り立っているのが凄い所

今日の店主は、
そんなマニアックを
通り越してドマニアックを代表する一人。

私も好きな事をやってきた方だから良く分かる。

生まれた頃から、
既に環境に恵まれているんですよとか
そんな事出来っこない、

家族がいるから私には出来ませんとか
しょせん無理な事だと
初めから諦めている人が巷には多い。

でもスルーするのはもったいない

我が道を突き進むのだ。

人生一度しか無いのですよ!

生きるならドマニアックに生きましょう!