世の中は確実に変わってきつつある。


2002年にダニエルピンクが書いた
フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかを読んで、来たるべき時代の予感がした。


アメリカの労働人口の4人に1人が、本書で言う「フリーエージェント」という働き方を選んでいるという。


フリーエージェントとは、「インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた」人々を指す。


フリーエージェントたちが、そういった働き方を選んだ理由、そしてその生活と仕事の実態が詳細に描かれている。


あれから、10年の月日が経ち、


このダニエル・ピンクが提唱した、「フリーエージェント」に興味を持ち、刺激を受け、日本における「フリーエージェント」ムーブメントを生み出したのが、与沢翼なのである。


またタイムリーなことに、デジタル経済のパラダイムシフトを説いたロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略


著者であるクリス・アンダーソンがまた刺激的なものを出してきた。


題名は、MAKERS―21世紀の産業革命が始まる


「20世紀のもの作りモデルの長所のひとつは、規模の最大化だ。だがそれは同時に、少なくとも21世紀の視点からは、欠点でもある」。

 
規模の最大化は必須条件ではなくなる。アイディアを形にするために大きな工場を作ったり多額の資金を集めたり大勢の人を雇う必要もなくなる。

 
デジタルなもの作りによって、全員が同じ土俵で競争できるようになる。どの国でも、もの作りが可能になる。重要なのは、自分たちがライバルに勝るものはなにかということだ。
 

・誰でも物を作ることはできる。

・ものづくりの世界においてもこれまでとは全く違った世界が出現しつつある。

・自分自身がやってみて個人がメーカーになり、世界中に売ることは可能であること

 
これらのことが、実際に起こり始めているということは、尋常じゃないことだと、分からなければいけない!
 

まさに、新たな産業革命の幕開け、大いなるビジネスチャンスの到来である。