20日に告示される東京都知事選には、現職の小池百合子氏と立憲民主党の参院議員の蓮舫氏ら、もしかして50人もの人が立候補する見通しとなっているようです。テレビでは専ら小池、蓮舫の両氏だけを取り上げるような報道が目につきます。が、私はこのあいだまで広島県安芸高田市の市長だった石丸伸二氏に注目しています。

 

                        (石丸伸二氏の最近の著作)

石丸氏は41歳。4年前に、自民党参院議員だった河合杏里氏と衆院議員の河合克之氏による「河合夫妻選挙違反事件」に関係して辞職した安芸高田市長の出直し選に出馬して、見事当選を果たした人です。市長になって早々、議会で居眠りしている議員に「恥を知れ、恥を!」と一喝して全国で話題になった人。それから4年。小さな田舎の自治体はメディアで取り上げられることが多くなり、全国から関心を集める「まち」になりました。

 

安芸高田市のユーチューブ公式チャンネルは登録者25万人を超え、全国の自治体で最多となっているそうです。定例記者会見や市議会中継の動画が、数百万回再生されているといいます。また、地元紙などとの激しいやり取りを全く隠さずに行い、「政治の見える化」を徹底してやってきた実績があります。

 

岩沼市議会の懲罰に関して、4年前に私が最高裁で勝ち取った「60年ぶりの判例変更」を契機に出来上がった、全国の議会で不当にいじめられている議員らによるSNSのネットワークのメンバーらから見ても石丸氏は「議会解放」「議会改革の象徴」「地方自治の再生の旗頭」などとして敬意を集めているリーダーでもあります。その世界では注目を集めている人物なのです。

 

安芸高田市長選に出たときは、政治の「全くの素人」でした。同市出身で京都大学を卒業して三菱UFJ銀行に入行し、経済を分析し予測する専門家(アナリスト)として勤務。ニューヨーク駐在となるなどして、アメリカ大陸の9カ国25都市で活動してきた人だと聞いていました。

 

今年1月には、熱海市と県境を接する神奈川県湯河原町で開かれた「地域政党サミットin湯河原」に、私も参加したのでしたが、石丸氏による基調講演「首長の立場から

地方政治を語る」を傾聴しました。地元の湯河原から、また、京都から、そして川崎市などから、独自の地域政党の主宰者らが集まりました。

 

私も実は、「岩沼市民党」という政治団体を持っています。いわば、地域政党です。私が岩沼市議選に出た17年ほど前に、県選管に届けたのでした。今でも存在しているんですけれど、、、、、、、、