17日告示の岩沼市議選(24日投開票)は、無投票ではなく「選挙になる」可能性が出てきました。定数が2減されて16となった岩沼市議会ですが、17人目となる立候補予定者が13日に岩沼市選管に現れ、選挙期間中に選管が発行する選挙公報に載せる原稿を提出しました。ただ、立候補届出書や公費が使えるようにする業者との契約届出書など20枚前後となる書面のほとんどは、これからの提出となるのだそうです。

 

原稿を提出したのは、11月上旬の立候補予定者説明会に出席し、その後「出馬を断念」した40代の女性で、佐藤淳一市長の地元である矢野目地区の住民です。引退を撤回して今回も出馬すると翻意した布田一民議員が「やはり引退する」との書面を配布するなどした8日、無投票への流れが濃厚となったのでしたが、同時に、この女性が出馬断念を撤回して立候補するという動きが急浮上しました。

 

およそこの1週間、この女性が出るか出ないかが、選挙になるかならないか(無投票になるかどうか)の分かれ目となると、注目されていました。私は「選挙にはならない」とみていましたが、この数日は風雲急を告げていました、というか、風雲急をなお告げています。

 

告示まであと3日を残すだけの13日は、選挙公報に載せてもらえるためのギリギリの締め切りでした。公報は新聞紙の大きさで、選挙期間中に全世帯に配布され、立候補者全員の政策や意見が顔写真付きで紹介されます。公報に載っていなくても立候補の妨げにはなりませんが、載るということは有権者への有力な情報提供であり、投票を誘う効果はあるとは思います。なので、「載らないこと」を回避するために、まずは「締め切りを守った」ということなのでしょうか。

 

私など立候補を予定する16人は、今週の月曜日(11日)の予備審査に応じるなどして、届け出に必要な書類を整えています。一部は保留の書類を残している陣営もありますが、選挙公報の原稿などは提出済みとなっていたのがほとんどです。

 

他人事(ひとごと)ながらこの女性に心配されることは、ほかにもあります。後援会長は誰? これまでは非公表? べつにいなくもいいですけれど。選挙態勢はどう組む? 組めなくても選挙はできますが…。選挙事務所はどこに置く? 選挙カーはどうする? などなど………。親族も心配している、といいます。が、が、が…そんなことに、私が気を回す必要はありませんよね(笑)。

 

でも本当に立候補できるのかな? 心配だな! 誰かがバックで支えているのかな? 大丈夫なのかな? いやいや、私は自分の選挙に徹することですよね。私は、頑張るゾゥ、ゾ、ゾ、ゾ、ゾ。4年前の落選のリベンジを果たすぞぅ、ぞ、ぞ、ぞ、ぞ……です。

 

選挙を前にして、立候補が確実な予定者16人にとって、12月8日までの間は現職の布田一民議員に「振り回された」という印象でした。その8日以降の、ここ数日間は、新人の? この女性に「振り回されている」という感じになっています。