岩沼市に近いある町に行って16日、久々にカラオケを楽しみました。といって、1週間ほど前に誘われた愛好グループの集まりに出席してみたのでした。プロの演歌歌手が課題曲の手本としてまず歌ってみせ、その指導の下で一人ひとりがその曲を歌っていくのです。課題曲は2曲でした。1カ月ほど前に音楽CDで渡されるようなのですが、しっかりと練習した形跡がうかがわれました。

 

私は初めての出席なのに、「歌って」と順番が回ってきます。えっ、いやあ、歌えませんよ、だって、いま、初めて聞いた演歌ですよ、メロディーもよ~く分かりませんし、せめて、脇で一緒に歌ってもらえないと歌えるわけない、じゃありませんか。しかし、プロ歌手の先生が「ダメダメ、歌わないと」私を手招きして、半ば強制のマイクが渡されました。

 

先生のアシストがあって、何とか「私にとっての新曲」しかも苦手な「演歌」はところどころ歌えはしました。課題曲が終わると、次は個々人が好きな歌を2曲ずつ歌う流れ。これで2時間が終了。楽しい2時間でした。

 

カラオケは本当に久しぶりです。新型コロナ感染騒動の2020年、21年、22年の3年間と、収束気味だった23年と、そして、コロナ前の3年ぐらいはご無沙汰していた感じです。つまり、8年ぐらいはカラオケ店に出入りしていなかったんですよね。

 

で、この日に気づいたのは、カラオケのテレビ画像に、その曲を歌っているオリジナル歌手当人の映像が出てきて、口ずさむというか熱唱する画面が主流になっていることでした。課題曲の2曲の映像もそうだったし、一人が2曲ずつ歌った「自由曲」のいろいろな画面も、歌手当人が歌う映像が多かったのでした。出席者の男性メンバーにそのことを聞いてみたら、「確かにそうですね。そうなってきましたね」と話していました。

 

帰り際に、駐車場にあった看板をよく見ると、お店の宣伝として、以下のような文言が大きく書かれてありました。「ブロードバンドだから、人気の本人出演映像などを続々配信」。そうか、そうだったんだ、本人出演が「人気」になってきたんだ。やはり、流れがあるんですね。機材だって、飲み屋さんのカラオケはその昔、エイトトラックカセットだったときもあるし、レーザーディスクだったりしたこともありましたよね。

 

映像は、歌詞に合わせたドラマ仕立てのものが多かったようだったし、紙の分厚い曲目リストに「お色気マーク」とやらが付いていたりして、セクシーというかエロな画像もあったりして、曲の好き嫌い・うまく歌えるかどうかではなくて、そういう映像の曲を選んだりしていたこともありましたね。酔っていたりして、、、もはや、いまは昔、なんですね。