ケイは6月の上旬、1週間ほど実家に滞在していた。


オンライン授業受けてたのは多分1回のみ。


「あとの授業は、録画をみて感想を送ればいいだけ。」


「出席とる授業もあるけど、課題出せば出席になるから出なくても(タイムリーに受けなくても)大丈夫。」


など、

本当?ほんとにそんなゆるいの大学って?


と、疑ってしまう。


半分私も諦め気味。どうすることもできないし、本人にまかせるしかない。

何か言って、素直に耳を傾ける子でもない。


後は友達と2回くらい遊びに行ったかな。

大学では対面もないから友達は相変わらず一人もいない。

中高の友達様様。


1週間平和だったかというと、もちろんそんな訳でもなく。。。


あいかわらず、自分の予定通りに事が進まないと暴言はでる。

まあそれでもブチ切れまではなく、1週間の辛抱と私の中でも期限があったから、そこまで苦にならず乗り越えた。


ミクはケイが帰ってきてる間は、「1週間もいるの?!」とうんざりしてたけど、部活で忙しく帰って寝るだけだったから、こちらもなんとか大丈夫だった。


一人暮らしの部屋には戻りたくなさそうだったけど、ゲーム機があるからそれだけが楽しみみたいで、なんとか無事1週間で戻ってくれた。


多分またしばらくは家から1歩も出ない生活なんだろな。


食事は1日1食。Uber eatsのみと。

食費が足りないからと言われた。


「バイトしないの?」

と聞くと


「本当はバイトして、サークルも入ろう!とか考えてた。でも無理。友達も知り合いもいなくて、一人で何かしようなんて思えない。お金が欲しいからバイトするんじゃない。生活が満たされてたら、プラスαのことをしようかという気になるけど、今のこの状態で何かを始めるなんて気にはなれない。」と。


なるほど。何となく言いたいことはわかった。

だからと言って、らお金をせびられても。。。


とりあえず今月は残り3週間だったから、少し余裕がでるはずと、多めにお金を渡すことはなかった。


それにしても、今の時代、一歩も家から出なくても生活できるから驚き。

全て配達。


便利な世の中。(お金はかかるけど)