多汗症。
自分から公言したことはない。
と言うより、わたしが学生の頃は『多汗症』なんて、当事者しか知らないワードだったんじゃないかな。
わたしだけ手のひらに汗をかいて恥ずかしい
いかに自分が汗かきではないかを装っていた。
もしかしたら気づいていた友達もいたかもしれないけど、代謝がいいから汗かきなのね。って程度だったと思う。
わざわざ自分のコンプレックスを人に晒したくないから、多汗症だとバレない方がありがたい。
いまは全身の汗かき。全身性多汗症って言われるらしい。そのまんまだな
手掌多汗症だったときは家族だけが知っていて、手術も母が見つけてくれた。
のちに代償性発汗による全身性多汗症になったのは、家族にも言っていない。
手掌多汗症と違い、全身性多汗症は、ただの汗かきとの違いがわかりにくいから気づかれにくいと思う。
汗の量が全然違うんだけどね。
全身性多汗症になったことで、手掌多汗症とは違う悩みが増えた。
暑さを感知するとすぐ発汗。
これは変わらない悩み。
夏の訪れを肌で感じる度に、今年の夏も暑そうだとビビリだす。
わたしの汗の悩みは一生続いていく。