”抜けられない動物への後悔や罪悪感” | うさもるねこ生活

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ロップのアポロン、ヒマラヤンのエルピス、ボールドウィンのイリス。イングリッシュのパンドラ、ぺルビアンのアルカス、猫のいかすみ、セキセイインコの(義経、頼朝、政子)、虹の国組はモル×5、うさぎ×2。

旅立った子たちのことを想うと、いつも、ああすれば、こうすれば・・・って思う。

うちに来て幸せだったのか?とか、もっと早く気づいてあげたら変わっていたのか?とか。

”過ち”とは言えないまでも、懺悔の気持ちに強いられることも。

 

話は少し変わりますが・・・。

 

”日本人の美徳は罪悪感と報恩精神”ということを書いていた、ドイツ在住のライターさんの記事を読みました。

 

記事の中で、夏目漱石の「こころ」という小説に触れているのですが・・・。

こころのストーリーと言えば、「先生なる人物が、昔、恋敵である友人Kを自殺に追い込んでしまう。先生はそのことをずっと気に病み、最後には自殺をしてしまうという。」という内容。

このことについて、そのライターの方は、日本人は罪悪感に敏感で、”自分が悪い”と自省しやすく、そのため罪悪感を覚える行動を避ける。そのことは、日本の治安のよさにも通ずると述べていました。

 

そして、さらに報恩精神については、毎回”与えられる側”であることを良しとせず、”受けた恩は返す”というのが常識。

”何かいただいたらお返しの品を送る”なんていうのも普通で、これも日本人ならではらしい。

 

なるほど・・・凝視

 

この記事を読んでふと思ったのは、一緒に暮らしていた動物たちに対しての”ごめんなさい”的な気持ちも、もしかしたら、そんな日本人故の体質というか、国民性というか、無意識として染みついたもの故なのかなぁ・・・と感じました。

そして、旅立った子に恩返しは直接できないから、違うかたちで、今いる子や、他の子、別のことで恩返しをしようとしたりするのかなぁ・・・と。

なんだか、私も典型的な日本人だわ・・・って思っちゃう泣き笑い

 

また、ちなみに、いわゆるペットについての考え方も、日本人と外国人(西洋)とは違うと言われているようです。

日本では、共に生きる命や家族という捉え方ですが、西洋では、神が与えたものという考え方。

日本では動物たちが生きていることを優先しますが、西洋では苦痛を与えないことが最優先課題です(生殺与奪の権利は飼い主次第)。

つまり、日本では生かし続けることが大事で、西洋では、苦痛を与えない飼い方(殺処分も含む)が大事なのです。

どちらも動物たちを愛し、いつくしむ気持ちは同じなんですけどね。

 

たまに、”旅立ったことは悲しいけれど、やれることは全部やった。後悔はない。”ときっぱり言われる飼い主さんがいます。

そこまで胸をはっていえる飼い主さんって、ほんとにすごいし尊敬しますキラキラ(実際に、完璧なまでにお看取りされてる方もおりますし)

また、それ以上に、飼い主さんと共に頑張ってくれていた動物さんたちのことも、ほんとにすごい子!と感じますキラキラ

 

また、悪い癖でだらだらと書いてしまいまいましたが、出来る限り、後悔や罪悪感をもつことのないよう、日々、おうちの子たちと向き合って過ごしていきたいと改めて感じましたにっこり