野菜&野草の力 | うさもるねこ生活

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ロップのアポロン、ヒマラヤンのエルピス、ボールドウィンのイリス。イングリッシュのパンドラ、ぺルビアンのアルカス、猫のいかすみ、セキセイインコの(義経、頼朝、政子)、虹の国組はモル×5、うさぎ×2。

我が家では、普段のうさもるたちの食事に野菜や野草(ハーブ)を取り入れています。

 

うさぎやモルモットの食事では、主食となるものは、牧草ではあるのですが、その牧草で補えない栄養を摂取するためにペレットを与えます。

基本は、牧草とペレット(フード)と、新鮮な水さえあれば、問題はありません。

 

では、なんで、野菜や野草を与えるのか?というと、それには、きっかけとなった理由がありました。

 

我が家が野菜や野草を取り入れるきっかけになったのは、ヒマラヤンのエルピスをお迎えし、しばらく経ってから、お腹の調子を悪くしたことから始まりました。

当時は勉強不足で、ショップですすめられたサプリメントなどをいいだろうと与えていたのですが、結局はそれが原因で、腸内環境を悪くしてしまいましたあせる

その時、かかりつけの先生から、生野菜を食べさせてみてと勧められ、食事に取り入れるようになったのが、きっかけです。

 

今では、生野菜を毎日少しですが、与えています。

食の楽しみと、いざというときの食のバリエーションを増やすという意味で。

生野菜をあたえるメリットや注意については、ココロのおうちさんの記事を参考にしてください。

私が常日頃感じているとても大切なことが、わかりやすく丁寧にまとめられています。

たくさんの人に読んで頂きたい内容です音譜

 

 

 

そして、生野菜とともに、我が家が重宝しているのが、野草(ハーブ)です。

 

うさぎやモルモットにとっては、野草は、先に書いた生野菜とともに、副食であります。

野生のうさぎさんなんかは、野草を食べていますし、もしかしたら、うさぎ本来の食べ物に近いと思われる方も多いと思いますが、野草やハーブには、薬の原材料にもなるような薬効成分も含まれておりますので、一度にたくさん食べると、かえって健康に害を与える可能性も高いです。

野草やハーブは薬膳であり、与える種類や量についても、注意が必要であることは、覚えておかないといけないことだと感じております。

 

野草(ハーブ)は薬膳だと書きましたが、当然、うさぎさんの個体によっては、禁忌となるものもあります。例えば妊娠中や子ウサギ、結石ができやすい体質とか、腎臓や肝臓機能が低下しているとか、なにか投薬治療をしているとか・・・。なので、からだによいかもと、むやみやたらに与えるというよりは、ある程度、薬効や禁忌事項などを知った上で、与えることが必要かと思います。

我が家でも、あまりチャレンジャーな野草はトライせず、ごく一般的なものを選んであげるようにはしています。なんでもそうですが、わからないまま与えるのは、とても怖いので、きちんと調べて、納得してから与えるという癖づけは、必要かなと思っています。

 

ちなみに、ヴェルターのことです。

少し前に、ごはんを食べなくなった際に、胃はからっぽ(食べていないから?)で動いていないという他に、肺膿瘍が発覚し、食べない原因が、呼吸苦なのかもということも懸念されていました。

プリンペランとか食欲が出るような消化管に働きかけるお薬も処方されたのではありますが、なかなかペレットを食べずにいたので、野草をチョイスして与えていましたにっこり

 

 

受診後帰宅してすぐに野草をあげました。

すると、野草だけ、物凄い勢いでバリバリ食べ始めました。

その時、特によく食べた野草は、枇杷の葉。
他に葛の葉もよく食べました。
 
 
そして、うさ友さんが送ってくれた、アブラナの葉っぱ。
画像は、具合悪い時の表情。
目がずっとこんな感じで、活気がみられない印象でした。
しかし、アブラナや枇杷の葉はよく食べる。(今までそこまで食べなかったのに)
 
 

アブラナと枇杷の葉の効能をみてみましょう・・・。

 

アブラナには、βカロテンが豊富に含まれています。

このβカロテンは、抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られています。

体内でビタミンAに変換に変換されます。

ビタミンAは、毛艶、視力、粘膜や皮膚の健康維持。また、喉や肺などの呼吸器系統を守るといわれています。

他にも、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄も多く含まれており、骨を丈夫にします。

ちなみに、アブラナをはじめとするアブラナ科の野菜は、「台所のドクター」とも言われています。

抗ガン、抗酸化作用、抗菌、動脈硬化予防成分でもある、「イソチオシアネート」という成分が多く含まれ、よいとのことです。

実は、人間の話ではありますが、アブラナ科の野菜を摂取量が多い人ほど、癌や心疾患、脳血管疾患の死亡リスクが低下するという研究結果も報告されています。

また、最近の研究では、認知症や抑うつの予防効果もあると言われているのですよ。

 

そして、枇杷の葉ですが、胃を丈夫にする健胃や、利尿作用、咳を鎮める、去痰、殺菌、鎮痛などの効果があるといわれています。

枇杷の葉は、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という鼻づまりや肺や胃の熱を冷ますという効能のある漢方の成分として重宝されていたりもします。

他にも、傷や皮膚炎、火傷などにもよく、枇杷の葉を煎じたものなどを、患部に塗るとよくなるというのも、昔から言われていることでもあります。

 

こういった効能のことを念頭に、ヴェルターが、野草をバリバリ食べたのも、自身の症状にあわせて、選んで食べていたのかなぁ・・・と感じます。

我が家では、何種類かの乾燥野草やハーブを何種類か常時ストックしています。

今回、ヴェルターが肺膿瘍の診断がついたので、もしかして呼吸苦があるのかなぁ?と思い、家にストックしてあるものの中で、枇杷の葉は、真っ先にチョイスしました。それが、かなりビンゴだったようですキラキラ

とにかく、バリバリ葉を食べるヴェルターをみて、ああ、やっぱりそうだったんだなぁと、なんとなく腑に落ち、しっくりきた感じでした。

消化促進の点滴やお薬と、野草の効果あってか、数日後には、元気になったヴェルター。

おかげさまで目の輝きも戻りましたニコニコ

 

今回よく食べてくれたアブラナ科の野菜は、カルシウム含量も多く、うさぎやモルモットに与える場合は、結石やガス溜まりが懸念されるのではありますが、量に気を付けて与えることで、よい効果が得られることもあります。

野草に関しても同じく、禁忌事項に注意は必要ですが、与えることで、その子のからだが欲していれば、ほんとにびっくりするくらいよく食べてくれますし、改めて、野菜や野草の力ってすごいなーと感じました。

 

ちなみに、症状が落ち着くと、そこまでバリバリ食べないんですよ。

そこがまた、ちゃんとわかってるんだろうな~と感じるのですよね。

 

それに比べて人間は、自分のからだに不必要なジャンクフードとか、からだに悪いものも、じゃんじゃん食べちゃいますけどね・・・。

うさぎたちを見習わなければ・・・にっこり

 

 

 

 

 

 

 

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